授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
2 障害支援 3 共生社会 |
カリキュラムポリシー |
3 共生社会 7-3 保育の内容・方法 |
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授業のキーワード |
インクルーシブ保育・教育,共生社会,個に応じたかかわり,関係機関との連携,保護者への支援 |
学生の到達目標 |
1.障害への捉え方や社会を取り巻く課題について理解する
2.個々の持つ困難性を理解した上で,保育がどのように柔軟に対応できるかという視点から保育を見直し,必要な支援について自分なりに考えることができる
3.障害児保育の展開に不可欠な,地域における縦横のつながりを理解し,自身が担う役割について考えることができる |
授業の内容 |
第1回 |
ガイダンス(目標1) |
第2回 |
障害とは?(障害の捉え方・権利)(目標1) |
第3回 |
インクルーシブ保育・教育システムについて(概要)(目標1) |
第4回 |
インクルーシブ保育・教育システムについて(合理的配慮など)(目標1) |
第5回 |
子どもの「困っていること」の理解とその支援1(視覚・聴覚の困難)(目標2) |
第6回 |
子どもの「困っていること」の理解と支援2(ことばの困難) |
第7回 |
子どもの「困っていること」への理解と支援3(身体と運動の困難)(目標2) |
第8回 |
子どもの「困っていること」への理解と支援4(知的な発達での困難)(目標2) |
第9回 |
子どもの「困っていること」への理解と支援5(自閉スペクトラム症)(目標2) |
第10回 |
子どもの「困っていること」への理解と支援6(注意欠如・多動症)(目標2) |
第11回 |
子どもの「困っていること」への理解と支援7(いわゆる「気になる子」)(目標2) |
第12回 |
ユニバーサルデザインについて(目標2) |
第13回 |
教材研究(ユニバーサルデザインの視点を入れて)(目標2) |
第14回 |
教材研究(グループでの学びあい)(目標2) |
第15回 |
前期まとめ |
第16回 |
後期ガイダンス・グループ分け |
第17回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(ゲストスピーカーによる講話)(目標3) |
第18回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)1(目標2) |
第19回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)2(目標2) |
第20回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)3(目標2) |
第21回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)4(目標2) |
第22回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)5(目標2) |
第23回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)6(目標2) |
第24回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)7(目標2) |
第25回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)8(目標2) |
第26回 |
障害のある子を含めた遊びの展開(グループ演習)9(目標2) |
第27回 |
グループ演習の振り返りとまとめ(目標2) |
第28回 |
保護者とともに子どもの育ちを考える(目標3) |
第29回 |
さまざまな応援団と一緒に子どもの育ちを考える(他機関との連携)(目標3) |
第30回 |
まとめ・総括 障害のある子を含めた保育の考え方や具体的支援に向けた自身の知識や技能の確認(目標1,2,3) |
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予習・復習の内容 (毎回90分程度) |
予習 |
第1回~第4回
障害のある子や人を取り巻く状況について、新聞記事や文献に触れ、知見を増やす。
第5回~第11回
事前に提示されるもしくはテキスト内の事例を読み込み、それぞれの「生きにくさ」について自分なりに考える。
第12回~第15回
身近にある教材やユニバーサルデザインのものについて、調べておく。
第17回~第27回
グループ演習での発表にそなえ,活動を設定し,その準備を行い,指導案を作成する。
第28回~第30回
自分の就職を希望している地域について、情報収集する。 |
復習 |
第1回~第4回
配布資料,授業内容を整理し,重要な事項をまとめる。
第5回~第11回
テキストを再度読み込み、各自の困っていることに対して実践がどのように捉えたり考えたりして、配慮したかについて深く考える。
第12回~第15回
作成した教材を受講者同士で交換しあい、学びを深める。
第17回~第27回
グループ発表後,参加者からの意見をまとめ,修正指導案を書いて提出する。
第28回~第30回
自分の就職を希望している地域の機関について、さらに調べて理解を深める。 |
展開 |
(通年)ボランティア等を通して,障害のある子や大人に接する機会を持ち,体験を通して学ぶ。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
1.障害への捉え方や社会を取り巻く課題について理解する
ICFへの理解、環境を整えることの重要性、人的環境の一部としての自分への自覚が、事例検討等を通してうかがえること。
2.個々の持つ困難性を理解した上で,保育がどのように柔軟に対応できるかという視点から保育を見直し,必要な支援について自分なりに考えることができる
それぞれの事例を丁寧に読み取り、子どもの困っていることを適切に理解しようとし、またそれに対して必要な手立てが講じられる。
3.障害児保育の展開に不可欠な,地域における縦横のつながりを理解し,自身が担う役割について考えることができる
自分の就職希望の地域機関に関する概要ならびに機能の概要を理解している。 |
評価の方法 |
平常点(期間中に簡単なレポートを課す) 30%,グループ演習でのレポート 20%,期末筆記試験 50%の成績を総合する。 |
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教科書 |
書籍名 |
インクルーシブ保育50のアイデア |
著者名 |
高倉誠一・広瀬由紀・相磯友子 |
出版社 |
合同出版 |
価格 |
978-4772612388 |
ISBN・ISSN |
1,600円+税 |
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推薦図書 |
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参考URL |
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備考 |
本計画は,学生の理解状況・教育効果により,前後する可能性がある。
テキストは,授業内で販売します。
オフィスアワー (前期)火曜4限(後期)未定
連絡先 yhirose@uekusa.ac.jp |