発達教育学部 発達支援教育学科 安藤 則夫(教授) MyPage

環境と社会性発達論
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シラバス基本情報
授業科目名 環境と社会性発達論
科目ナンバリング ECT205
開講年度 2018年度
科目区分 保育・発達専門科目
科目責任者 安藤 則夫
授業形態 講義
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
A1038001 後期 月1
教室
講義室13
卒業要件
発達教育学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 2年次・3年次
免許・資格との関係
2年次3年次
小学校教諭: 選択選択
特別支援学校教諭: 選択選択
幼稚園教諭: 選択選択
保育士: 選択選択
理学療法士: 不要不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 4 資質・能力
カリキュラムポリシー 6-2 教育の基礎的理解(幼保)
授業のキーワード 環境と生得的な資質,相互作用,社会性の発達,家族
学生の到達目標 1.環境と生得的な資質との相互作用によって社会性が発達することを理解する。
2.社会性の発達のために望ましい環境,人との相互作用とは何かを理解する。
3.家族内の親しい人との関係や友達関係と社会性の発達の関連を理解する。
授業の内容
第1回 社会性の発達に影響する環境要因。環境と生得的な資質との相互作用に関する基本的な概念や考え方,研究法について学ぶ(目標1,2,3)
第2回 乳幼児の安心感。人との関係の中で育まれる安心感の重要性と安心感が生まれる環境について学ぶ。(目標2,3)
第3回 母子関係の意味。母子関係に関する様々な考え方や望ましい母子関係を学ぶ。(目標3)
第4回 家族の変化と育児。社会と家族の変化を理解し,社会性発達に対する意味を考える。(目標2,3)
第5回 親子関係の相互性。親子がお互いに影響し合っている点と,相互作用の過程を学ぶ。(目標1,2,3)
第6回 人間関係と情緒調節。人間関係の中での情緒制御能力の育ちを理解する。(目標1,2)
第7回 共感と情報交換。幼児がいかに他者と共感し合いながら,情報交換を楽しみ,周りの世界に対するイメージを築いていくかを理解する。(目標2,3)
第8回 役割意識とルールの尊重。大人や友達との関わりを通じて,幼児がいかにみんなの中で役割意識を持てるようになり,ルールを尊重するようになるのかについて理解する。(目標2)
第9回 向社会的行動の発達と人間関係。人に対する思いやりが,人との関わりの中でどのように発達していくのかについて理解する。(目標2)
第10回 価値観と道徳性の発達。他児との関わりや集団生活の過程で,いかに他者理解が進むのか,道徳性が発達していくのかについて理解する。(目標2)
第11回 児童期思春期の社会性発達。乳幼児期の社会性発達と児童期思春期の発達との関連を理解し,長期的展望に立って子どもの発達を理解する。(目標2)
第12回 子育ての困難さと子育て支援。子育ての困難さや虐待の起こる要因を理解し,心の傷を負った子どもの成長や家族への子育て支援について考える。(目標1,2)
第13回 非行や反社会的行動と子育て。育児困難な子の発達や逸脱行動を理解し,社会性発達を促す関わり方について学ぶ。(目標2,3)
第14回 発達障害と社会性発達。自閉症やADHDなどに見られる社会性の障害を理解し,社会性発達を促す働きかけについて学ぶ。(目標1,2,3)
第15回 社会的文化的環境と社会性発達。社会的文化的環境の違いによって社会性発達がどのように影響されるかを理解し,日本文化の中の育児法を考える。(目標1,2,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回シラバスをよく読み、ポリシーとの関連、授業のキーワード、学生の到達目標、授業の内容、成績評価等について理解しておくこと。さらに社会性の発達に影響する環境と生得的な資質との相互作用について調べておくこと。
第2回乳幼児期に人との関係の中で育まれる安心感の重要性と安心感が生まれる環境について調べておくこと。
第3回母子関係に関する様々な考え方や望ましい母子関係について調べておくこと。
第4回社会や家族の変化が社会性発達に及ぼす影響について調べておくこと。
第5回親子関係の相互性と相互作用の過程について調べておくこと。
第6回人間関係の中での情緒制御能力の育ちについて調べておくこと。
第7回人との情報交換における共感性の重要性について調べておくこと。
第8回幼児期の役割意識とルールの尊重の形成について調べておくこと。
第9回向社会的行動の発達と人間関係について調べておくこと。
第10回子どもの他者理解の進展と道徳性が発達について調べておくこと。
第11回児童期と思春期の社会性発達の関連について調べておくこと。
第12回子育ての困難さと子育て支援について調べておくこと。
第13回育児困難な子の発達や逸脱行動について調べておくこと。
第14回発達障害と社会性発達について調べておくこと。
第15回社会的文化的環境と社会性発達および日本文化の中の育児法について調べておくこと。
復習 第1回この科目の受講によって理解を深めたい事項をまとめておくこと。また社会性の発達に影響する環境と生得的な資質との相互作用についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第2回乳幼児期に人との関係の中で育まれる安心感の重要性と安心感が生まれる環境についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第3回母子関係に関する様々な考え方や望ましい母子関係についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第4回社会や家族の変化が社会性発達に及ぼす影響についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第5回親子関係の相互性と相互作用の過程についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第6回人間関係の中での情緒制御能力の育ちについてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第7回人との情報交換における共感性の重要性についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第8回幼児期の役割意識とルールの尊重の形成についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第9回向社会的行動の発達と人間関係についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第10回子どもの他者理解の進展と道徳性が発達についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第11回児童期と思春期の社会性発達の関連についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第12回子育ての困難さと子育て支援についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第13回育児困難な子の発達や逸脱行動についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第14回発達障害と社会性発達についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第15回社会的文化的環境と社会性発達および日本文化の中の育児法についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
展開 子どもと接したときに、子どもの成長を長い目で見て、どのように環境を設定していったらよいかが分かる。
成績評価
評価の基準 1.環境と生得的な資質との相互作用によって社会性が発達することを理解し、自分の考えを的確に表現できること。
2.社会性の発達のために望ましい環境,人との相互作用とは何かを理解し、自分の考えを的確に表現できること。
3.家族内の親しい人との関係や友達関係と社会性の発達の関連を理解し、自分の考えを的確に表現できること。
評価の方法 授業中の質問への回答,期末試験の結果などから総合的に評価する。
質問への回答 30%,期末試験 70%。
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する
推薦図書
参考URL
備考 重要な事項は復習すること。
質問・相談がある場合には、オフィスアワー(火曜日3時限目)、、空き時間(研究室ドアに掲示)に研究室15に来ること。
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