発達教育学部 発達支援教育学科 戸丸 俊文(教授) MyPage

研究の大まかな内容
1,通常学級において特別な支援を必要とする児童が在籍している場合の小学校国語科授業方法の研究
 
 現在、通常学級には、6.5%の特別な支援を必要とする児童が在籍しているといわれています。
 そうした児童が在籍しているということは、従来までの「国語科の指導法」を変えていかなくては対応が難しいということです。インクルーシブ教育の視点を持った国語科授業の在り方を研究しています。
 
2、対話型学習における学習意欲の研究
 言語活動の充実と子ども主体の授業を構成するには,考えたくなる課題設定と対話が重要だと考えています。対話は,得た情報を再構成して,発信するという作業が必要です。その過程の中で,思考力・判断力・表現力がついていく可能性があります。そのための有効な理論や方法について研究しています。

3,貧困問題への対応
 「貧困」をキーワードとして、多くの世代に警鐘が鳴らされています。情報を収集し、対応策を個々人が持たなければならない時代に突入しようとしています。
 学生とともに、どうすれば「貧困」から抜け出せるか具体的な方法を考えています。
 
本研究室で可能な主な研究テーマ例
 今まで、小特・幼保の学生が混在しているゼミでした。そこで、学校教育・社会生活・日常生活・コミュニケーション等々に関して,学生自身が疑問に感じたり不思議だと感じたことを課題として,研究を進めてもらってきました。
 ところが、ここ最近「教育」をテーマとして研究をする学生が増えてきました。また、小特課程の学生がそのほとんどを占めるようになってきました。
 そこで来年度は、「小学校での授業」「特別な支援を必要とする児童が在籍する学級での対応」をテーマに、研究を進めてもらおうかと考えています。 
   
 本研究室では,「発想」と「相手意識」を求めていきます。
 様々な発想で課題を捉え,読み手や聞き手にわかるようにまとめていくことをやっていきます。

 研究室全体のテーマとしては,「街づくり」を通しての企画・運営・コミュニケーションとなります。
 外部の方との連携も出てきます。街に出て調査をしたり,会合に参加したりしていくことあります。そうした経験を通して,社会人として必要とされる資質も育てていきます。
現在担当している授業科目
文章表現演習b
初等国語教育通論
国語科指導法
読書技術演習b
キャリア演習Ⅲ
小学校教育実習事前事後指導
専門ゼミナールⅠ,Ⅱ