植草学園 平成30年度シラバス

コミュニケーション技術Ⅱ
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シラバス基本情報
授業科目名 コミュニケーション技術Ⅱ
科目ナンバリング CSC301
開講年度 2018年度
科目区分 専門科目
科目責任者 髙橋 恵子
唯野 玲子
授業形態 演習
開講時期 前期・後期
登録コード
曜日・時限
20001205 (前期)水曜日,1限(後期)土曜日,2限
教室
(前期)講義室1(後期)講義室4
卒業要件
介護福祉専攻:必修
単位数 1
配当年次・対象学生
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 2 福祉の従事者として必要な,地域介護福祉の基本理念と専門的知識
3 地域介護福祉に関する専門的技能と心豊かな人間性に裏打ちされた優れた実践力
カリキュラムポリシー 2-2 介護に関する科目
3 キャリア形成
授業のキーワード 手話 点字を通したコミュニケーション
学生の到達目標 (髙橋恵子)
点字の基本的な学習を行い,視覚障害を持つがゆえの特性を考慮した介護技術,視覚障害者に関する諸問題,視覚障害リハビリテーションなど,視覚障害全般について学習する。理論だけでなく,実際に役立つ事項を多く学習する。
(唯野玲子)
1.聴覚障害者とのコミュニケーションに必要な手話技術の基礎を身につける。
2.聴覚補償や様々な視覚情報を活用することによってコミュニケーションを充実させる方法を習得する。
3.聴覚障害全般についての理解を深める。
授業の内容
第1回 視覚障害とは。発生原因・視覚判定の方法
担当教員: 髙橋 恵子
第2回 視覚障害者補助器具の種類と機能
担当教員: 髙橋 恵子
第3回 視覚障害とコミュニケーション。情報伝達方法
担当教員: 髙橋 恵子
第4回 視覚障害の歴史と視覚障害教育の歴史・制度
担当教員: 髙橋 恵子
第5回 視覚障害者の暮らし
担当教員: 髙橋 恵子
第6回 点字技術演習(1)
担当教員: 髙橋 恵子
第7回 点字技術演習(2)
担当教員: 髙橋 恵子
第8回 点字によるコミュニケーションについて、まとめ
担当教員: 髙橋 恵子
第9回 手話実技:あいさつ,天気/季節の表現(目標1,2)
講義:聴覚障害の原因と二次障害,三次障害の表れ方(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第10回 手話実技:家族,質問の表現(目標1,2)
講義:聴覚障害者のコミュニケーションの方法(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第11回 手話実技:好き/嫌い,数/月日の表現(目標1,2)
講義:手話の種類,構造,特徴(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第12回 話実技:時間,過去/現在/未来の表現(目標1,2)
講義:聴覚補償の実際(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第13回 手話実技:動き,食べ物/味覚の表現(目標1,2)
講義:文字や視覚情報の活用(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第14回 手話実技:形容,気持ちの表現(目標1,2)
講義:聴覚障害者の社会生活(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第15回 手話実技:思考,可能/必要の表現(目標1,2)
講義:聾重複障害者,盲聾者の支援(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
第16回 手話実技:復習とまとめ(目標1,2)
講義:聴覚障害者の生活の質の向上(目標3)
担当教員: 唯野 玲子
予習・復習の内容
(毎回45分程度)
予習 (髙橋恵子)
第1回
駅構内や自宅の家電製品など、どのようなところに点字表示がされているかについて調べてみること。
第2回~第8回(共通)
点字の歴史や仕組み、仮名遣いについて、次回の予告に従って、準備した上で授業に臨むこと。
(唯野玲子)
第9回~第16回(共通)
テキストに目を通し,授業の概要を把握する。
復習 (髙橋恵子)
第1回~第8回(共通)
毎回の授業において、テキストの内容を確認し、点字の読み書きができるようにすること。
また、資格障碍者の状況に関する講話に基づき、資格障碍による不自由さなどを考えることに努める。
(唯野玲子)
第9回~第16回(共通)
授業で学習した手話表現の練習を繰り返す。
展開 (髙橋恵子)
公共施設内の点字表示や食品,家電製品などに書かれている点字を読んでみる。また,視覚障碍者を見かけたら,積極的に声をかけて援助する。
(唯野玲子)
第9回~第16回(共通)
友人との間で,学習した手話を使ったコミュニケーションを行う。可能であれば,実際に聴覚障害者と会ってコミュニケーションを行う。
成績評価
評価の基準 (髙橋恵子)
点字の歴史と,視覚障碍者にとっての点字の意義について説明できること。また,点字の仕組みと仮名遣いを理解し,簡単な読み書きができること。
(唯野玲子)1~3(共通)
基本的な手話表現の読み取りと表出ができること,聴覚障害者が用いる様々なコミュニケーション手段について理解し,それを説明できることを合格基準とする。
評価の方法 (髙橋恵子)
受講態度(40%)と試験または課題採点結果(60%)の成績を総合的に評価する。
(唯野玲子)
小レポート20%,受講態度20%,試験60%の成績を総合する。ただしこの比率は,最終的に若干変更する可能性もある。
教科書
書籍名 NHKテレビテキスト「みんなの手話」2014年10月~12月
著者名 早瀬憲太郎/著
出版社 NHK出版
価格 362円+税
ISBN・ISSN 978-4-14-910893-3
書籍名 初めての点訳 第2版
著者名 全国視覚障害者情報提供施設協会/編集
出版社 全国視覚障害者情報提供施設協会
価格 1,200円+税
ISBN・ISSN 978-4-907272-05-0
推薦図書
書籍名 新日本語-手話辞典
著者名 全国手話研修センター日本手話研究所/編集 米川明彦/監修
出版社 全日本聾唖連盟
価格 22,000円+税
ISBN・ISSN 978-4-8058-3450-3
参考URL http://www.nhk.or.jp/heart-net/syuwa/
備考 オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。
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