植草学園 平成30年度シラバス

日本の文化
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シラバス基本情報
授業科目名 日本の文化
科目ナンバリング GHU201
開講年度 2018年度
科目区分 共通基礎科目(人文系)
科目責任者 岡本 直也
授業形態 講義
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
11000501 金曜日,1限
教室
講義室6
卒業要件
児童障害福祉専攻:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 全ての人々から信頼される高い人間観・論理観
カリキュラムポリシー 1 共通基礎科目
授業のキーワード 日本の文化 日本の歴史 伝統と行事 日本の風土
学生の到達目標 1.「日本の文化」に関わる歴史的事実・事象を具体的に学ぶことにより、人と接する上で必要な幅広い知識と教養を身につける。
2.大学のカリキュラムと関連付けて「日本の文化」を主体的に学ぶことにより,自ら課題を解決する能力を身につける。
3.様々な視点から「日本の文化」に接することにより,日本人としての誇りや豊かな人間性を身につける。
授業の内容
第1回 授業概要の説明及び「日本の文化」を学ぶ意味について(目標1)
第2回 民話から見る「日本の文化」について(目標1)
第3回 日本人の食文化と郷土料理について(目標1)
第4回 日本の建築物の変遷と住居について(目標1,2)
第5回 伝統的な芸術(彫刻・絵画・邦楽等)について(目標1)
第6回 伝統的な芸能(能と狂言・歌舞伎等)について(目標1)
第7回 幼稚園指導要領や小学校学習指導要領における伝統文化の取り扱いと具体的指導方法について(目標1,2)
第8回 伝統的な行事(歳時)について(目標1,2)
第9回 正月行事(歳時)と日本人の生活について(目標1,2)
第10回 「日本のしきたり」(冠婚葬祭と宗教)について(目標1,3)
第11回 「日本のしきたり」(文字の発達と手紙)について(目標1,3)
第12回 文芸活動の歴史(俳句・短歌)と私たちの生活について(目標1,3)
第13回 習い事の歴史(茶道・華道等)と私たちの生活について(目標1,3)
第14回 現代日本文化(ポップカルチャー等)とこれからの日本文化について(目標3)
第15回 テスト(学生自己評価用)で振り返り、講義内容の個人生活への活かし方について(目標1,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第2回 桃太郎の家来はなぜ犬・雉・猿なのか、自分なりの考えをまとめ、発表できる。
第3回 学生自身が育った県又は市町村の郷土料理について、説明できる。
第4回 平安期の貴族屋敷図面と江戸期の農家図面をもとに,空間の活用方法を考え,論理的に発表できる。
第5回 創建当時の東大寺及び大仏想像図をもとに、現代日本人の感覚との違いを発表できる。
第6回 歌舞伎から生まれた言葉について調べ、その意味を説明できる。
第7回 幼稚園指導要領の伝統的文化の取り扱いについて調べ、具体的指導について考えを説明できる。
第8回 学生自身が育った地域に残る行事について、その目的・様子等を発表できる。
第9回 学生自身の家庭の「雑煮」を絵に表し、特徴を説明できる。
第10回 学生自身又は家族が代々信仰する宗教について説明できる。 
第11回 くずしの容易な古文書を読み、読めた部分をもとに全体を想像できる。
第12回 俵万智の歌集「サラダ記念日」から好きな短歌を選び、選択理由を説明できる。
第13回 学生自身が今まで経験した「習い事」(伝統・スポーツ・学習等々)について、良さをもとに説明できる。
第14回 好きな漫画を持ち寄り、あらすじについて解説できる。
第15回 これまでの講義資料を見直し、第1回の復習からの意識の変化を発表できる。
復習 第1回 全15回の講義のうち、興味・関心のある講義を3つ選択し、その理由をまとめる。
第2回 民話に見られる道具・言葉・文化・風習等について整理し、現代社会との違いをまとめる。
第3回 正しい箸の所作等を身につけ、日本の食文化の特徴をまとめる。
第4回 講義内容にある建築物について、その所在地を白地図にまとめる。
第5回 「鳥獣人物戯画」の模写をする。
第6回 能、狂言、歌舞伎から実際に鑑賞してみたいものについて、その理由を書く。
第7回 幼稚園行事に使える折り紙を折る。
第8回 行事(歳時)と食物の関連を整理する。
第9回 正月関連歳時からレポートとして提出するテーマを決め、その理由を明確にする。
第10回 焼香、玉串奉奠、献花がスムーズにできるようにする。
第11回 「履歴書」(提供)を書き、〇〇幼稚園宛に送付するための封筒の宛名書きをする。
第12回 これまでの学生生活をもとに、俳句を三句創作する。
第13回 自分自身で花一輪(提供:椿)を花瓶等に生け、お茶を入れ飲み、感想を書く。
第14回 現代ポップカルチャーから100年後に残ると思われるものを選択し、その理由を書く。
第15回 今後、学んだり、観たりしたい日本文化事例について、明確な意思決定をする。
展開 日常生活において,目にする様々な事実・事象を「文化」の面から見直し,その成り立ちや現代社会における位置付け,かかわる人々等の視点から関心をもてるようにしたい。
成績評価
評価の基準 1.「日本の文化」について幅広く理解し,他者に伝えることができることを基準とする。
2.講義内容について,論理的な見方・考え方ができることを基準とする。また,「日本の文化」に関する課題を選択させ,論理的な手法により自らの考えをまとめたレポートを書いて提出することを基準とする。
3.「日本の文化」に対する興味・関心を深め,積極的に日本文化に関わろうとすることを基準とする。
評価の方法 最終レポート(60%)宿題や課題(30%)授業態度(10%)等を考慮して評価する。
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 1.文化の範囲は広く,限定した教科書・参考書は用いない。必要な資料等は授業中に配布する。
2.受講人数にもよるが,写真・映像資料を積極的に活用するとともに,学生同士が互いに学びを深めあえる授業形態・授業方法を工夫する。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。
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