植草学園 平成30年度シラバス

道徳と福祉の心
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シラバス基本情報
授業科目名 道徳と福祉の心
科目ナンバリング GHU101
開講年度 2018年度
科目区分 共通基礎科目(人文系)
科目責任者 石野 高弘
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
11001001 水曜日,1限
教室
講義室4
卒業要件
地域介護福祉専攻:必修
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 全ての人々から信頼される高い人間観・論理観
カリキュラムポリシー 1 共通基礎科目
授業のキーワード  福祉の心 人間理解 共生社会 インクルーシブ 自己実現
学生の到達目標 1.日本や世界の思想、文化に触れ、人間としての在り方について考えることができる。
2.人間理解、価値理解、自己理解を深め、道徳性を高めることができる。
3.国際社会に生きる日本人として、社会的課題に関心を持ち、自己実現に向けて力強く行動することができる。
授業の内容
第1回 建学の精神、授業の進め方等のガイダンス
自己理解を深め、自分自身のアイデンティティについて考える。(目標2)
第2回 人間の本質について、欲求や不満、葛藤などを学び、話し合いを通して考える。(目標2)
第3回 人間の発達と教育について、環境的要因や遺伝と環境、臨界期と最適期などからその重要性を学ぶ。(目標2)
第4回 道徳性について、ピアジェの発達段階論、コールバーグの認知発達段階論などを学び、ジレンマ資料を使って考える(目標2)
第5回 古代ギリシア哲学や思想について触れ、人間としての在り方生き方について考える(目標1)
第6回 中国思想とインド思想について触れ、人間としての在り方生き方について考える(目標1)
第7回 日本の伝統的な人間観・自然観について触れ、日本人としての生き方について考える。(目標1)
第8回 世界の文化と宗教について、キリスト教、イスラム教、仏教を中心にその歴史を学び、自己の生き方について考える。(目標1)
第9回 家族と地域社会の変遷について、家制度、村社会などを知り、これからの家族や墓の在り方について考える。(目標1)
第10回 生命倫理について資料を通して考え、物事を多面的・多角的に捉え、人間の尊厳について考える。(目標3)
第11回 差別と人権についてその歴史をたどり、現在もなお様々な人権侵害があることに気づき、どうしたらよいか考える。(目標3)
第12回 生活困窮と高齢者福祉について、その実態や問題点、福祉施策について触れ、自分たちがどのように関わっていったらよいか考え議論する。(目標3)
第13回 児童福祉と心身障害者福祉について、その実態や問題点、福祉施策について触れ、自分たちがどのように関わっていったらよいか考え議論する。(目標3)
第14回 日本の少子高齢化の実態を知り、未来の日本はどのようになるかを予想し、その解決策を考える。(目標3)
第15回 インクルーシブ社会の実現に向けて自分ができることを考える。(目標3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回:本学の「建学の精神と理念」を熟読しておく。
第2回:人間の欲について関係書籍を読み、説明できるようにしておく。
第3回:アヴェロンの野生児について調べておく。
第4回:幼稚園教育要領で、幼児期の終わりまでに育ってほしい姿について調べておく。
第5回:ソクラテスの教えをできるだけ調べておく。
第6回:論語を読破しておく。(現代語訳で可)
第7回:神社、仏閣の役割、墓の歴史について調べておく。
第8回:イスラム教徒がやってはいけない戒律を5項目調べておく。
第9回:現代社会における家族の在り方に関する課題を5つ言えるようにしておく。
第10回:生命倫理に関する新聞記事を集めておく。
第11回:世界人権宣言の内容を調べておく。
第12回:生活困窮者と高齢者の実態を調べて、課題を発表できるようにしておく。
第13回:児童福祉と心身障害者福祉について、具体例を発表できるようにしておく。
第14回:少子化を止めるためのアイデアを具体的に考えておく。
復習 第1回~第15回:①講義の概要②話し合いをした他の学生の意見や考え③話し合い後の自分の意見や考え等を講義終了後、ノートに毎回まとめる。
展開 授業で得られた知識を踏まえて、教え合ったり、議論する時間を設けるので、自分自身の考えを持ち、議論をとおして自分自身の在り方生き方を考え、自己の道徳的実践力の向上を目指す。
成績評価
評価の基準 1.世界や日本の思想、文化の源流を学び、人間としての在り方を考えることができたか。
2.現代社会の福祉の現状と課題を把握し、望ましい在り方を考えることができたか。
3.社会の変化に関心を持ち、共生社会の実現に意欲をもつことができたか。
評価の方法 講義中に作成したレポート50%
期末試験        50%
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 授業は、基本的にプレゼンテーションの後に学生間の議論、発表を中心とする。
座席は、グループ活動のため指定とする。(その都度指示)
参考文献等は、その都度紹介する。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。
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