授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
2 障害支援 3 知識・技能・実践力 |
カリキュラムポリシー |
2 障害支援 3 知識・技能・実践力 |
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授業のキーワード |
リハビリテーション,行動分析学,症例研究,生活の自立支援,高次脳機能障害 |
学生の到達目標 |
8回の授業を通し、障害や加齢における人間の行動や心の働きに関する基礎的知見を整理し、応用行動分析学における支援技術の体得を目的とする。心理学における課題解決の過程と結果を、論理的に文章として記述することができる。授業各回の到達目標としては以下の事項を想定している:1. リハビリテーション医療が抱える問題点を解決するために必要な行動分析学の知識と技術について理解する。
2. 人間の行動を「身体-心理-社会」という多因子の側面から総合的に解明し,そこから得られた法則性を利用して人間の行動を科学的に予測・制御しようとする行動科学的アプローチを習得する。
3. 環境への介入を主体とする「行動分析学的アプローチ」という技法について一通り理解する。 |
授業の内容 |
第1回 |
なぜ今行動分析学なのか(目標1,2,3) |
第2回 |
行動が学習される仕組み(目標1,2,3) |
第3回 |
行動の観察・記録の方法(目標1,2,3) |
第4回 |
症例研究の方法(目標1,2,3) |
第5回 |
慢性痛に対する行動分析学的アプローチ(目標1,2,3) |
第6回 |
生活の自立を支援するための行動分析学的アプローチ(目標1,2,3) |
第7回 |
高次脳機能障害に対する行動分析学的アプローチ(目標1,2,3) |
第8回 |
健康教育・患者教育と急性期脳卒中片麻痺患者に対する行動分析学的アプローチ(目標1,2,3) |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
行動分析学の考え方を理解するため,学習心理学の理論について整理しておく。(1回から8回) |
復習 |
行動分析学の理論は積み重ねが重要であるため,用語の理解を中心にノートにまとめる。(1回から8回) |
展開 |
行動分析学をリハビリテーションに応用できるように具体的な症例を想像する。(1回から8回) |
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成績評価 |
評価の基準 |
障害者・高齢者の支援のために役立つ行動分析学の基礎的知識や支援方法を理解できていること。 |
評価の方法 |
試験成績(80%),課題提出状況および内容(10%),授業への参加意欲・態度(10%) |
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教科書 |
書籍名 |
メリットの法則――行動分析学・実践編 |
著者名 |
奥田健次 |
出版社 |
集英社 |
価格 |
799円 |
ISBN・ISSN |
978-4087206647 |
書籍名 |
プログラム学習で学ぶ行動分析学ワークブック |
著者名 |
吉野智富美・吉野俊彦 |
出版社 |
学苑社 |
価格 |
2,700円 |
ISBN・ISSN |
978-4761407834 |
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推薦図書 |
書籍名 |
リハビリテーション効果を最大限に引き出すコツ―応用行動分析で運動療法とADL訓練は変わる |
著者名 |
山崎裕司・山本淳一 (編) |
出版社 |
三輪書店 |
価格 |
3,672円 |
ISBN・ISSN |
978-4895904070 |
書籍名 |
リハビリテーションのための行動分析学入門 |
著者名 |
河合伊六・辻下守弘・小林和彦(著) |
出版社 |
医歯薬出版 |
価格 |
3,024円 |
ISBN・ISSN |
978-4263212974 |
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参考URL |
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備考 |
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。 |