授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
3 知識・技能・実践力 5 科学的思考の形成と発展 |
カリキュラムポリシー |
3 知識・技能・実践力 6 科学的思考の形成と発展 |
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授業のキーワード |
動物機能、神経、感覚、運動、高次脳機能 |
学生の到達目標 |
1. 神経系の構造の概要、神経の基本的な機能と特性について説明できる。
2. 各感覚器が感覚情報を受容する仕組み、感覚情報の伝導路を説明できる。
3. 運動を司る神経系の特性、運動を制御する仕組みを説明できる。高次脳機能の基本的な性質を説明できる。 |
授業の内容 |
第1回 |
人体機能構造学総論 : 人間の行動と動物機能,脳神経系・感覚系・運動系の概要
神経の機能(1) : 脳と脊髄の概観、ニューロンの構造、静止膜電位、イオンチャネル(目標1) |
第2回 |
神経の機能(2) : 活動電位、不応期、全か無かの法則、興奮伝導、神経伝導速度と神経線維の分類(目標1) |
第3回 |
神経の機能(3) : シナプス、神経伝達物質、受容体、シナプス後電位、興奮と抑制、軸索輸送、シナプス・神経回路の様式、シナプス効果の加重(目標1) |
第4回 |
視覚(1) : 眼球の構造、網膜の細胞、錐体と杆体、視力と遠近調節(目標2) |
第5回 |
視覚(2) : 光受容の仕組み、視覚情報の伝達と中枢伝導路、脳における視覚情報処理(目標2) |
第6回 |
聴覚と平衡感覚(1) : 外耳・中耳・内耳、蝸牛、コルチ器、音情報の受容機構(目標2) |
第7回 |
聴覚と平衡感覚(2) : 聴覚情報の中枢伝導路、脳における聴覚情報処理、前庭迷路における平衡感覚受容、迷路反射(目標2) |
第8回 |
味覚と嗅覚 : 味蕾、味覚神経、味覚情報の中枢伝導路、嗅覚器の構造、嗅覚受容の仕組み(目標2) |
第9回 |
体性感覚 : 皮膚感覚受容器、感覚点と2点弁別閾、デルマトーム、体性感覚伝導路、大脳での体部位再現、筋紡錘と固有感覚(目標2) |
第10回 |
運動機能(1) : 運動単位、脊髄反射、歩行運動(目標3) |
第11回 |
運動機能(2) : 大脳による運動制御、下行性伝導路、大脳基底核による運動制御(目標3) |
第12回 |
運動機能(3) : 小脳による運動制御、姿勢調節(目標3) |
第13回 |
高次脳機能(1) : 脳波、睡眠と覚醒(目標3) |
第14回 |
高次脳機能(2) : 大脳皮質連合野の機能、ブロードマンの地図(目標3) |
第15回 |
高次脳機能(3) : 言語と記憶(目標3) |
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予習・復習の内容 (毎回120分程度) |
予習 |
各回についてシラバスに書かれているキーワードに関して成書で調べ、授業内容の概要を把握する。第2回~第15回まで授業の冒頭で小テストを実施する。 |
復習 |
授業で配布したプリントおよび板書の内容について確認、復習、暗記する。小テストに備えて学習する。 |
展開 |
人間の行動を支える機能・構造に関する知識と医療とのかかわりについて理解する。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
1. 神経の基本的な機能と特性について説明できること。
2. 各感覚器が感覚情報を受容する仕組み、感覚情報の伝導路を説明できること。
3. 高次脳機能の基本的な性質を説明できること。高次脳機能の基本的な性質を説明できること。
上記の3つを達成していることを合格の基準とする。 |
評価の方法 |
毎回の少テスト(20%)、中間・期末試験(80%)により評価する。 |
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教科書 |
書籍名 |
コメディカル専門基礎科目シリーズ 生理学 |
著者名 |
桑名俊一 荒田晶子 編著 |
出版社 |
理工図書出版 |
価格 |
5400円 |
ISBN・ISSN |
978-4-8446-0848-6 |
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推薦図書 |
書籍名 |
カラー版 神経科学-脳の探求- |
著者名 |
ベアー、コノーズ、パラディーゾ |
出版社 |
西村書店 |
価格 |
7600 |
ISBN・ISSN |
978-4-89013-356-7 |
書籍名 |
人体機能生理学 |
著者名 |
杉晴夫 編著 |
出版社 |
南江堂 |
価格 |
10000 |
ISBN・ISSN |
978-4-524-25364-7 |
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参考URL |
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備考 |
毎回プリントを配布し、受講生は板書をプリントに書きこむ授業形式をとる。教科書を予習復習で存分に利用すること。推薦図書は授業の内容を概ねカバーしているため、発展的な学習には推薦図書を用いるとよい。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。 |