植草学園 平成30年度シラバス

人体機能構造学演習
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シラバス基本情報
授業科目名 人体機能構造学演習
科目ナンバリング HBM205
開講年度 2018年度
科目区分 理学療法基礎科目
科目責任者 角 友起
授業形態 演習
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A2075001 木1
教室
講義室14
卒業要件
保健医療学部:必修
単位数 1
配当年次・対象学生 1年次
免許・資格との関係
1年次
小学校教諭: 不要
特別支援学校教諭: 不要
幼稚園教諭: 不要
保育士: 不要
理学療法士: 必修
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 3 知識・技能・実践力
5 科学的思考の形成と発展
カリキュラムポリシー 3 知識・技能・実践力
6 科学的思考の形成と発展
授業のキーワード 動物機能、神経、感覚、運動、高次脳機能
学生の到達目標 1. 神経系の構造の概要、神経の基本的な機能と特性について説明できる。
2. 各感覚器が感覚情報を受容する仕組み、感覚情報の伝導路を説明できる。
3. 運動を司る神経系の特性、運動を制御する仕組みを説明できる。高次脳機能の基本的な性質を説明できる。
授業の内容
第1回 人体機能構造学総論 : 人間の行動と動物機能,脳神経系・感覚系・運動系の概要
神経の機能(1) : 脳と脊髄の概観、ニューロンの構造、静止膜電位、イオンチャネル(目標1)
第2回 神経の機能(2) : 活動電位、不応期、全か無かの法則、興奮伝導、神経伝導速度と神経線維の分類(目標1)
第3回 神経の機能(3) : シナプス、神経伝達物質、受容体、シナプス後電位、興奮と抑制、軸索輸送、シナプス・神経回路の様式、シナプス効果の加重(目標1)
第4回 視覚(1) : 眼球の構造、網膜の細胞、錐体と杆体、視力と遠近調節(目標2)
第5回 視覚(2) : 光受容の仕組み、視覚情報の伝達と中枢伝導路、脳における視覚情報処理(目標2)
第6回 聴覚と平衡感覚(1) : 外耳・中耳・内耳、蝸牛、コルチ器、音情報の受容機構(目標2)
第7回 聴覚と平衡感覚(2) : 聴覚情報の中枢伝導路、脳における聴覚情報処理、前庭迷路における平衡感覚受容、迷路反射(目標2)
第8回 味覚と嗅覚 : 味蕾、味覚神経、味覚情報の中枢伝導路、嗅覚器の構造、嗅覚受容の仕組み(目標2)
第9回 体性感覚 : 皮膚感覚受容器、感覚点と2点弁別閾、デルマトーム、体性感覚伝導路、大脳での体部位再現、筋紡錘と固有感覚(目標2)
第10回 運動機能(1) : 運動単位、脊髄反射、歩行運動(目標3)
第11回 運動機能(2) : 大脳による運動制御、下行性伝導路、大脳基底核による運動制御(目標3)
第12回 運動機能(3) : 小脳による運動制御、姿勢調節(目標3)
第13回 高次脳機能(1) : 脳波、睡眠と覚醒(目標3)
第14回 高次脳機能(2) : 大脳皮質連合野の機能、ブロードマンの地図(目標3)
第15回 高次脳機能(3) : 言語と記憶(目標3)
予習・復習の内容
(毎回120分程度)
予習 各回についてシラバスに書かれているキーワードに関して成書で調べ、授業内容の概要を把握する。第2回~第15回まで授業の冒頭で小テストを実施する。
復習 授業で配布したプリントおよび板書の内容について確認、復習、暗記する。小テストに備えて学習する。
展開 人間の行動を支える機能・構造に関する知識と医療とのかかわりについて理解する。
成績評価
評価の基準 1. 神経の基本的な機能と特性について説明できること。
2. 各感覚器が感覚情報を受容する仕組み、感覚情報の伝導路を説明できること。
3. 高次脳機能の基本的な性質を説明できること。高次脳機能の基本的な性質を説明できること。
上記の3つを達成していることを合格の基準とする。
評価の方法 毎回の少テスト(20%)、中間・期末試験(80%)により評価する。
教科書
書籍名 コメディカル専門基礎科目シリーズ 生理学
著者名 桑名俊一 荒田晶子 編著
出版社 理工図書出版
価格 5400円
ISBN・ISSN 978-4-8446-0848-6
推薦図書
書籍名 カラー版 神経科学-脳の探求-
著者名 ベアー、コノーズ、パラディーゾ
出版社 西村書店
価格 7600
ISBN・ISSN 978-4-89013-356-7
書籍名 人体機能生理学
著者名 杉晴夫 編著
出版社 南江堂
価格 10000
ISBN・ISSN 978-4-524-25364-7
参考URL
備考 毎回プリントを配布し、受講生は板書をプリントに書きこむ授業形式をとる。教科書を予習復習で存分に利用すること。推薦図書は授業の内容を概ねカバーしているため、発展的な学習には推薦図書を用いるとよい。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。
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