植草学園 平成30年度シラバス

専門ゼミナールⅠ
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シラバス基本情報
授業科目名 専門ゼミナールⅠ
科目ナンバリング EAS301
開講年度 2018年度
科目区分 専門演習科目
科目責任者 安藤 則夫
授業形態 演習
開講時期 通期
登録コード
曜日・時限
A1123004 月3
教室
ゼミ室4
卒業要件
発達教育学部:必修
単位数 2
配当年次・対象学生 3年次
免許・資格との関係
3年次
小学校教諭: 必修
特別支援学校教諭: 必修
幼稚園教諭: 必修
保育士: 必修
理学療法士: 不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 4 資質・能力
カリキュラムポリシー 8 専門ゼミナール 卒業研究
授業のキーワード 乳幼児期,社会性の発達,自分の関心,テーマの明確化
学生の到達目標 1.乳幼児の行動に関する記述や観察,関連研究を結びつけて,行動の意味や要因を考えられる。
2.乳幼児期の発達に関して,自分の視点と他者のそれとを比較し,自分の視点を深められる。
3.乳幼児期の発達に関する先行研究などを調べて検討し,自分の研究テーマを定める。
授業の内容
第1回 乳幼児期の情緒の現れ方と性格との関連を理解する(目標1,2)
第2回 乳幼児期の情緒発達の筋道を理解しながら,認知や人間関係との関連を学ぶ(目標1,2)
第3回 乳幼児期の社会性の発達に関する研究を知り,問題点を考える(目標1,2)
第4回 乳幼児期の人の心の理解に関する研究を知り,問題点を考える(目標1,2)
第5回 乳幼児の情緒をテーマとする記録を読み,感じたこと考えたことを発表し合う(目標1,2)
第6回 乳幼児の社会性に関する行動記録を読み,感じたこと考えたことを発表し合う(目標1,2)
第7回 乳幼児の遊びに関する記録を読み,感じたこと考えたことを発表し合う(目標2,3)
第8回 乳幼児の人の心の理解に関する行動記録を読み,感じたこと考えたことを発表し合う(目標1,2)
第9回 研究テーマの決め方や研究の方法について学ぶ(目標2,3)
第10回 乳幼児期の発達に関する研究論文を読み合わせて,意見を述べ合う(目標1,2)
第11回 乳幼児期の発達に関する研究論文を批判的に読み,改善すべき点について考える(目標2,3)
第12回 学生自身が興味あるテーマについて,なぜ興味があるのかも含めて発表する(目標3)
第13回 学生自身が情緒に関する基本的な文章を読み,学生自身の考え方を吟味する(目標1,2)
第14回 学生自身が社会性発達に関する基本的な文章を読み,学生自身の考え方を吟味する(目標1,2)
第15回 学生自身が個性の発達に関する基本的な文章を読み,学生自身の考え方を吟味する(目標1,2)
第16回 学生自身が遊びに関する基本的な文章を読み,学生自身の考え方を吟味する(目標1,2)
第17回 社会性発達に関する学会発表論文を読み,主旨や研究結果を要約し,意見をまとめる(目標2,3)
第18回 個性の発達に関する学会発表論文を読み,主旨や研究結果を要約し,意見をまとめる(目標2,3)
第19回 研究論文における論理的思考について理解する(目標2,3)
第20回 学生自身が情緒に関する研究論文を読んできて,その内容を要約して発表する(目標2,3)
第21回 学生自身が社会性発達に関する研究論文を読んできて,その内容を要約して発表する(目標2,3)
第22回 学生自身が個性の発達に関する研究論文を読んできて,その内容を要約して発表する(目標2,3)
第23回 学生自身が遊びに関する研究論文を読んできて,その内容を要約して発表する(目標2,3)
第24回 研究のための方法について理解する(目標2,3)
第25回 研究のための方法の問題点について理解する(目標2,3)
第26回 学生が関心を持っているテーマと目的について発表し,討論する(目標2,3)
第27回 学生が関心を持っているテーマの研究の仕方を発表し,討論する(目標2,3)
第28回 学生が関心を持っているテーマの予想される結果を発表し,討論する(目標2,3)
第29回 社会性発達に関する似たようなテーマの論文を複数読んで,比較検討する(目標2,3)
第30回 個性の発達に関する似たようなテーマの論文を複数読んで,比較検討する(目標2,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 子どもの発達に関する本・論文を読み、自分なりの考えを持つ。
1-4回 乳幼児期の情緒や社会性の発達に関する研究論文を読み、疑問点を見つけ出す。
5-8回 乳幼児の社会性に関する日誌や行動記録を読み、解釈の仕方などを検討する。
9回、12回 仮に自分の研究したいテーマを設定して、その研究を進めるために何をしたらよいか考える。
10-11回、13-18回 自分の研究に関連する論文を読んで、論文の仕組みを理解する。
19回 論理の進め方に注目して、論文を読む。
20-23回 論文を読んで主張を読み取り、そのための裏付けが明確にできているか検討する。
24-25回 研究の方法の妥当性について意識しながら、論文を読む。
26-28回 自分の興味のある領域について調べ、どのような研究ができるか考えてみる。
29-30回 自分の興味のある領域に関する複数の論文を比較しながら読み、どのような研究ができるか検討する。
復習 授業で出た資料を読み返し、自分のテーマとの関係を考える。
1-4回 乳幼児期の情緒や社会性の発達に関して、授業を振り返って、さらに追及すべき点をノートに整理する。
5-8回 乳幼児の社会性に関する日誌や行動記録に基づいた様々な見方を整理し、自分に合った考えを見つける。
9回、12回 テーマと研究の仕方の関連について振り返り、改めてやりたい研究を考える。
10-11回、13-18回 論文の仕組みについて出された意見を整理してノートにまとめる。
19回 論理の進め方について、出された意見を整理してノートにまとめる。
20-23回 論文の主張を支える裏付けの仕方を振り返り整理する。
24-25回 研究方法についての様々な意見を振り返って整理しまとめる。
26-28回 自分の興味のある領域について、どのような研究ができるか整理しまとめる。
29-30回 どのような研究ができるかについての意見を整理してまとめる。
展開 自分なりに調べたい点を明らかにしていく。
成績評価
評価の基準 1.乳幼児の行動に関する記述や観察,関連研究を結びつけて,行動の意味や要因を考え、的確に表現できること。
2.乳幼児期の発達に関して,自分の視点と他者のそれとを比較し,自分の視点を深め、的確に表現できること。
3.乳幼児期の発達に関する先行研究などを調べて検討し,自分の研究テーマを定め、それに沿って考えをまとめること。
評価の方法 レポート 30%,発表 40%,討論 30%に基づいて評価する。
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 子どもの情緒や社会性の発達に関して興味を持つ学生向けのゼミナールである。
質問・相談がある場合には、オフィスアワー(火曜日3時限目)、空き時間(研究室ドアに掲示)に研究室15に来ること。
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