授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
2 障害支援 3 共生社会 |
カリキュラムポリシー |
2 障害支援 3 共生社会 |
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授業のキーワード |
視覚障害, 聴覚障害, 教育制度・課程, コミュニケーション, 言葉の指導の実際 |
学生の到達目標 |
1. 視覚障害と聴覚障害の生理,病理及び心理について理解する。
2. 視覚障害教育と聴覚障害教育の歴史的変遷、現在の制度及び教育課程、また具体的な指導内容について理解する。
3. 視覚障害と聴覚障害の程度や発達段階、知的・発達障害,重複障害の有無に応じたきめ細かい関わりについて理解する。 |
授業の内容 |
第1回 |
「視覚障害とは何か」-視覚障害の生理・病理・心理、視覚機能の基礎、同行介助演習(目標1) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第2回 |
「視覚障害とは何か②」-視覚障害の原因、現在の制度と教育課程、視覚障害体験(目標1,2) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第3回 |
「障害の早期発見と指導・支援」-乳幼児の指導、家族支援、ビジョントレーニング(目標1,3) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第4回 |
「弱視教育の内容と方法」-弱視児指導の内容、視覚的認知の指導、残存視力の活用と管理―(目標2,3) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第5回 |
「全盲教育の内容と方法」-全盲児指導の内容、触覚的認知の指導、点字・言葉の指導、歩行指導―(目標2,3) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第6回 |
「盲聾児(者)への教育内容と方法」―盲聾者の特性, 「視覚障害特別支援学校の教育」-各学部の教科指導・自立活動の指導、専攻科の指導、点字②―(目標2,3) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第7回 |
「関係機関との連携、キャリア教育、現状と課題」-関係機関の取り組み、進路と余暇生活、今後の課題―(目標2,3) 担当教員: 荒井 勝夫 |
第8回 |
「聴覚障害とは何か」-聴覚障害の原因と分類,障害体験、聴力レベル,オージオグラム,補聴システム、二次障害と三次障害-(目標1) 担当教員: 松本 末男 |
第9回 |
「聴覚障害児・者の言語とコミュニケーションの方法」-手話の種類,指文字,聴覚口話法,トータルコミュニケーション,バイリンガル・バイカルチュラルアプローチ-(目標2) 担当教員: 松本 末男 |
第10回 |
第10回 「障害の早期発見・両親援助の教育」-新生児聴覚スクリーニング,乳幼児教育相談,家族支援、乳幼児の指導-(目標2, 3) 担当教員: 松本 末男 |
第11回 |
「聴覚障害幼児を対象とする特別支援学校幼稚部の教育(1)」-幼稚部の教育、言語指導、聴覚活用(目標2, 3) 担当教員: 松本 末男 |
第12回 |
「聴覚障害幼児を対象とする特別支援学校の教育(2)」-両親支援、3歳児の指導、4歳児の指導、5歳児の指導-(目標2, 3) 担当教員: 松本 末男 |
第13回 |
「他の障害を併せ有する聴覚障害児童・生徒の教育」-聾知的障害児,盲聾児,聾発達障害児,言葉が果たす役割-(目標2, 3) 担当教員: 松本 末男 |
第14回 |
「通常の小・中・高等学校における聴覚障害児童・生徒の教育と支援」-難聴学級・通級指導教室・通常の学級における支援,人的環境の調整,物的環境の整備,情報保障-(目標2, 3) 担当教員: 松本 末男 |
第15回 |
「特別支援教育の国際的動向と今後の方向性」-分離教育,統合教育,インクルーシブ教育,障害者権利条約・障害者基本法と障害教育,残された課題-(目標2,3) 担当教員: 松本 末男 |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
(荒井勝夫)
授業時配布プリントを整理・確認、疑問点の把握。
第1回授業時に説明するより詳細な授業内容についてを確認すること。(第2回~7回)
(松本末男)
第8回 図書館等で耳のしくみと働きについてまとめておく。疑問点を次回質問する。
第9回~15回 授業で配布されたプリントを読んで疑問点を把握して授業に臨むこと。 |
復習 |
(荒井勝夫)
毎回の課題プリントを復習。特に点字課題は積極的に取り組むこと。(第1回~7回)
(松本末男)
毎回授業で出されるプリントに基づいて振り返りの学習をすること!(第8回~15回) |
展開 |
授業で学んだ視覚・聴覚障害教育・支援内容を他の身体障害への教育・支援内容と知的・発達障害への教育・支援内容と関連付けて比較・考察できるようにする。様々な授業で障害のある子についての視点を持ち、学ぶことを心がける。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
(荒井勝夫)
視覚障害について基礎的な病理・生理・心理の理解
視覚障害のある幼児・児童・生徒・成人の教育と支援について、授業で取り上げた基礎的内容の理解
視覚障害児者に対する指導・支援を自らの考えで説明できること
(松本末男)
視覚・聴覚に障害を持つ幼児・児童・生徒の教育と支援について,授業で取り上げた基礎的な内容が理解できていること,及び,自らの考えに基づいてそれを的確に説明できることを合格基準とする。 |
評価の方法 |
(荒井勝夫)
テスト、レポート、平常点によって評価する。テストは、第7回授業時間内において実施(教育実習により受講できない者は、事前に申し出てテストに変わるレポート提出方法を確認し、課題を取得後提出する)レポートは、必要に応じて授業時間内に課題提示する。平常点は、出席回数(教育実習参加者は参加できない授業の課題を事前に取得)、授業の積極的参加姿勢・発表等、毎時間提出課題カード(自己意見等)により評価する。
評価の比率は、テスト(60%)、レポート(20%)、平常点(20%)とするが変更の可能性もある。
(松本末男)
テスト(50%)、グループ討議の参加や、リーダーシップ、授業での発表や学びの積極的な参加度(30%)、自ら思考し、疑問点を整理する力(10%)、予習への取り組み(10%)。ただしこの比率は変更の可能性もある。 |
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教科書 |
教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。 詳しい取り扱いは第1回授業時に説明(事前に取得しなくても良い)
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推薦図書 |
書籍名 |
聴覚障害教育 これまでとこれから |
著者名 |
脇中 起余子 著 |
出版社 |
北大路書房 |
価格 |
税込2,484円 |
ISBN・ISSN |
978-4-7628-2690-0 |
書籍名 |
特別支援教育ハンドブック |
著者名 |
飯野順子、岡田加奈子、玉川進編 |
出版社 |
東山書房 |
価格 |
2200 |
ISBN・ISSN |
978-4-8278-1527-6 |
書籍名 |
視覚障害教育入門[改訂版] |
著者名 |
青柳 まゆみ 編著 鳥山 由子 編著 |
出版社 |
ジアース教育新社 |
価格 |
1,800円+税 |
ISBN・ISSN |
9784863713000 |
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参考URL |
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備考 |
教科書購入については,授業初回時に指示します。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。 |