植草学園 平成30年度シラバス

教職実践演習(初等教育)
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シラバス基本情報
授業科目名 教職実践演習(初等教育)
科目ナンバリング EET401
開講年度 2018年度
科目区分 児童教育専門科目
科目責任者 田所 明房
担当教員 加藤 悦子
授業形態 演習
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
A1102303 月2
教室
講義室12
卒業要件
発達教育学部:自由
単位数 2
配当年次・対象学生 4年次
免許・資格との関係
4年次
小学校教諭: 自由
特別支援学校教諭: 必修
幼稚園教諭: 自由
保育士: 自由
理学療法士: 不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 4 資質・能力
5 キャリア形成
カリキュラムポリシー 5-2 知的障害、肢体不自由、病弱教育
5-4 特別支援学校教育実践等
授業のキーワード 自己評価 実践的習得 教師の職務 教師としての技量
学生の到達目標 1.特別支援教育に対する使命感や情熱を持ち、責任を持って自己の職務を果たすことができる。また、教員としての自覚を持ち、障害のある子どもに寄り添い、子どもの自立と社会参加のために必要な状況を同僚と協力して作ることができる。
2.個々の障害の状況を理解し、本人・保護者との信頼関係を高め、子どもの抱える課題に適切に対応できる。
3.特別支援学校学習指導要領及び解説書に即し、特別支援教育の基本を踏まえた指導のあり方、指導技術、望ましい学級経営等を実際の教師としての生活を想定しながら、身につける。
授業の内容
第1回 オリエンテーション(演習の趣旨を理解し、4年間の学習を振り返り、自己の課題を確認する)(目標1)
担当教員: 担当教員全員
第2回 個別の指導計画と学習評価について① (目標2.3)
担当教員: 担当教員全員
第3回 個別の指導計画と学習評価について② (目標2.3)
担当教員: 担当教員全員
第4回 子どもの理解と対応(各種障害の理解・教育課程の理解) (目標1.2)
担当教員: 担当教員全員
第5回 学級経営の理解と対応①(一日の流れを想定した環境設定・子どもの動線の整理・発達障害への対応)(目標3)
担当教員: 担当教員全員
第6回 学級経営の理解と対応②(発達段階の異なる小集団の指導・ティームティーチングのあり方・学級経営案とのつながり)(目標3)
担当教員: 担当教員全員
第7回 学級経営の理解・授業づくり①(特別支援学級・通級学級の授業を作る)模擬授業(個々の実態に即した授業・教科学習) (目標3)
担当教員: 担当教員全員
第8回 学級経営の理解・授業づくり②(肢体不自由障害の授業を作る・自立活動・医療的ケア)模擬授業(個々の実態に即した授業・評価・教師の役割) (目標3)
担当教員: 担当教員全員
第9回 学級経営の理解・授業づくり③(知的障害の授業を作る・各教科等を合わせた指導)模擬授業(個々の実態に即した授業・アクティブラーニングの授業) (目標3)
担当教員: 担当教員全員
第10回 学級経営の理解・授業づくり④(特別支援学級授業参観・授業研究会参加)(目標3)
第11回 校内・校外の連携①(他学部・チーム学校・進路指導・他機関との移行時連携:自立に向けての視点)(目標1.2)
担当教員: 担当教員全員
第12回 校内・校外の連携②(特別支援教育コーディネーター・他機関との連携:教育相談的視点))(目標1.2)
担当教員: 担当教員全員
第13回 保護者との連携(面談・学級だより・連絡帳・個別の指導計画の作成)(目標2)
担当教員: 担当教員全員
第14回 子どもたちの安全と学校の危機対応(自然災害・事故・人権・個人情報保護等)(目標1.3)
担当教員: 担当教員全員
第15回 子どもに出会う準備(教員に求められる資質・能力と専門性・自己評価と今後の課題の認識・目標申告)(目標1)
担当教員: 担当教員全員
予習・復習の内容
(毎回90分程度)
予習 ☆教育実習・教職たまごプロジェクト等の経験を毎回のテーマに沿って振り返り、まとめる。課題については、教科書、各種文献、HP等で調べる。
第1回
4年間の学習を振り返り、卒業後の生活を見通し、自己の課題についてまとめておく。
第2回~第3回
特別支援教育の現場で活用されている「個別の指導計画・学習評価」について、その役割や書式等について調べておく。
第4回
特別支援学級、通級学級、特別支援学校の対象となる子どもたちの障害の様子と教育課程について調べておく。
第5回~第6回
特別支援学級、通級学級、特別支援学校の学級経営において、配慮すべき事項について調べておく。
第7回~第10回
特別支援学級、通級学級、特別支援学校での授業はどのように計画され展開しているか調べておく。教科書等で指導案作成の実際を学ぶとともに、模擬授業に向けて、指導案作成、教材作成の準備をしておく。
第11回~第13回
学校と保護者、関係諸機関との連携にはどのようなものがあり、どんな役割を果たしているか調べておく。特別支援教育コーディネーターの仕事の内容や果たすべき役割について調べておく。
第14回~第15回
子どもたちが安全・安心な学校生活を送るために、学校・教師がどのように意識して、危機対応に関する準備・計画・体制をとるべきか調べておく。
4月から教職に携わるにあたり、望ましい教師像、教育愛、使命感、必要される資質能力などを再確認しておく。また、服務に関する事項について調べておく。
復習 ☆各回ごとに、自己の課題と照合して、振り返りシートを作成し、新たに修得できた点をまとめて提出する。必要に応じて、次回の授業でアドバイスする。
第1回~第6回
配付された資料・レジメ、各自が作成するノート等で、特別支援教育の理解を深める。現場での「個別の指導計画・学習評価」特別支援学級・学校での「教育課程」「学級経営」の留意点などについて振り返る。
第7回~第10回
特別支援学級、通級学級、特別支援学校での授業づくり、授業の展開、学習指導案作成の要点を振り返る。模擬授業で展開された、また、自分で展開する授業に関する指導案・教材を作成する。
第11回~第13回
学校と保護者、関係諸機関との連携の成果と課題についてまとめる。特別支援教育コーディネーターの学校内での位置づけ、役割りなどについて確認する。
第14回~第15回
特別支援教育に携わる教師として、望ましい教師像、服務のあり方、学校の危機管理・対応について振り返る。4月から、障害のある子どもに寄り添い、子どもの自立と社会参加を支える仕事をすることへの思いを新たにする。
展開 ☆関連図書などにより、各回のテーマを掘り下げてまとめる。必要に応じて、現職の教員を講師とした授業を行うとともに、模擬授業や学校現場の参観を行う。
成績評価
評価の基準 1.特別支援教育に対する使命感や情熱を持ち、責任を持って自己の職務を果たすことができる。また、教員としての自覚を持ち、障害のある子どもに寄り添い、子どもの自立と社会参加のために必要な状況を同僚と協力して作ることができる。
2.個々の障害の状況を理解し、本人・保護者との信頼関係を高め、子どもの抱える課題に適切に対応できる。
3.特別支援学校学習指導要領及び解説書に即し、特別支援教育の基本を踏まえた指導のあり方、指導技術、学級経営等を実際の教師としての生活を想定しながら、身につける。
評価の方法 授業内での発表・模擬授業・討議への参加:50%
レポート等:50%
教科書
書籍名 特別支援教育学習指導案の書き方
著者名 山本邦晴・田所明房 監修
出版社 K&H
価格 2500円+税
ISBN・ISSN ISBN978-4-9905553-3-7
推薦図書
書籍名 特別支援教育学級経営12か月(特別支援学校)
著者名 全日本特別支援教育研究連盟
出版社 東洋館出版社
価格 2600円+税
ISBN・ISSN ISBN978-4-491-02906-1
書籍名 特別支援を要する子の担任に必要な黄金の三日間を成功させる基本スキル
著者名 甲本卓司・大恵信昭
出版社 明治図書
価格 2260円+税
ISBN・ISSN ISBN978-4-18-059710-9
書籍名 (特別支援教育)個別の指導計画を生かした学習指導案づくり
著者名 宮崎英憲 監修
出版社 明治図書
価格 2660円+税
ISBN・ISSN ISBN978-4-18-039825
参考URL
備考 オフィスアワー:木曜日1限 研究室18
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