授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
4 資質・能力 |
カリキュラムポリシー |
4-1 小学校教育の教科/指導法 |
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授業のキーワード |
生きる力,基礎的・汎用的能力,キャリア発達,体験学習 |
学生の到達目標 |
1. キャリア教育の目的,意義,社会的背景,理論についてわかる。
2. 基礎的・汎用的能力の育成について具体的体験活動や優れた実践例などから学び、指導の在り方を体得できる。
3. 児童生徒一人ひとりが個別の進路・キャリア教育上の課題に向き合うことができる指導の考え方とあり方を理解し、児童生徒のニーズに応じて多様な対応ができる。 |
授業の内容 |
第1回 |
キャリア教育の原理と意義について(目標1)
キャリア教育の目的、意義、キャリア発達 |
第2回 |
キャリア教育の変遷と社会的背景について(目標1)
ニート問題、社会で必要とされる力、働くとは |
第3回 |
キャリア教育で育成すべき力(目標1、2、3)
キャリア形成、啓発的体験、基礎的・汎用的能力、 |
第4回 |
人間関係形成能力について(目標2、3)
人間関係形成能力と発達の方向
具体的指導内容と指導方法(構成的グループエンカウ ンター、SSTなど) |
第5回 |
社会形成能力について(目標2、3)
社会形成能力の内容と発達の方向
指導内容と指導方法(グループワークなど) |
第6回 |
自己理解・自己管理能力について(目標2、3)
指導内容と指導方法(アンケート、検査など) |
第7回 |
キャリアプランニング能力について(目標2、3)
キャリアプランニングとは、指導内容、方法 |
第8回 |
自分を変えた出来事、人、本について発表する(目標1、2、3) |
第9回 |
小学校におけるキャリア教育Ⅰ(目標1)
教科学習とキャリア教育
ねらいと内容、学ぶ意味 |
第10回 |
小学校におけるキャリア教育Ⅱ(目標1)
教科外学習とキャリア教育 |
第11回 |
小学校におけるキャリア教育Ⅲ(目標2、3)
体験学習の方法論と実施上の配慮
学年ごとにふさわしい内容とは |
第12回 |
小学校におけるキャリア教育Ⅳ(目標2、3)
地域との連携,学校間連携,保護者との連携 |
第13回 |
キャリア教育の基礎理論と情報ツールの活用(目標1) |
第14回 |
地域を教材化する(目標2、3)
グループ活動体験の発表、 |
第15回 |
キャリア教育の体制作りと年間計画及び評価の必要性(目標1、3) |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
第1回 ニート、フリーター、正規職員などの言葉の意味を調べることと「社会で必要とされる力」について400字以上でまとめ発表できるようにする。
第2~4回 キャリア教育の変遷、基礎的・汎用的能力などについて教科書を読んでくる。
第5〜8回 自分を変えた出来事、本、人物について800字以上でまとめてレポートする。
第9回 小学校時代に受けたキャリ教育の内容を思い出し、教科指導との関係、領域指導との関係など400字 以上でまとめる。
第10〜14回 グループで地域の教材化と地域との連携について話合い、実際に調査して発表の準備をする。第15回 キャリア教育の評価はどのように行ったらよい かについて、調べまとめてくる。 |
復習 |
第1回 キャリア教育の必要性について整理する。
第2回 社会で必要とされる力について自分が一番必要と考える力を2つあげ、その根拠を示して800字以上 でレポートする。
第4〜6回 基礎的・汎用的能力などについてまとめレ ポートする。
第7回 基礎的汎用的能力の内容について自己分析す る。
第8回 友人の、自分を変えた「人」「もの」「本」「出来事」について発表を聞き、学んだ事、気づいたことをまとめる。
第9〜12回 小学校におけるキャリア教育について授 業を振り返りながら自分なりにノートに整理する。
第13回 キャリア理論の中で自分が受け入れやすい理論を選び、その理由をレポートする。
第14回 地域の教材化について友人の発表から学んだ事をまとめる。
第15回 キャリア教育の評価の観点と必要性について授業を振り返りまとめる。 |
展開 |
・予習してきた内容をもとにグループでの集団思考を行ない、積極的に発表する。
・体験活動の意義や、指導する際の留意点を体験的に学ぶ。
・キャリア教育を指導するためには自分の「生き方」に対する価値観が明確になっていることが大事なことに気づく。
・キャリア教育に関する「ことば」の定義や意味を確実にする。
・キャリア教育は教育活動全体を通して実践されていることを講義中、繰り返して学ぶ。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
1.キャリア教育の目的、意義など講義でとりあげた基本的事項を理解していること。
2.多様な価値観を知ったり、自己理解することで自分の「生き方」についての考えを述べることができる。
3.小学校で行われているキャリア教育の内容を理解 し、子どもの指導、支援についての計画、実践できる 基礎力がついていること。 |
評価の方法 |
予習・復習の課題・レポートの提出 60%
授業への参加態度 20%,発表 20%などで
総合評価する。 |
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教科書 |
書籍名 |
発達障害生徒への社会性指導ーキャリア教育プログラムとその指導 |
著者名 |
桑田良子 |
出版社 |
ジアース教育新社 |
価格 |
2000円 |
ISBN・ISSN |
ISBN978-4-86371-415-1 |
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推薦図書 |
書籍名 |
小学校 キャリア教育の手引き<改定版> |
著者名 |
文部科学省 |
出版社 |
教育出版株式会社 |
価格 |
780円 |
ISBN・ISSN |
ISBN978-4-316-30025-2 |
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参考URL |
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備考 |
新聞をよく読んで,社会の動向に敏感であること。
オフィスアワー:授業の前後に教室にて,または授業関係質問票によって質問・相談を受けつけます。 |