植草学園 平成29年度シラバス

肢体不自由教育
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シラバス基本情報
授業科目名 肢体不自由教育
科目ナンバリング SSP308
開講年度 2017年度
科目区分 専門科目
科目責任者 小久保 元
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
30006101 土曜日,2限
教室
講義室1
卒業要件
特別支援教育専攻:選択
単位数 2
配当年次・対象学生
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 福祉や教育の基本理念と優れた実践力
3 児童障害福祉(保育所・幼稚園・障害関係施設等)に関する知識・技能の専門性
カリキュラムポリシー 4 各専攻それぞれを特色づける対象者との触れ合いのできる体験や実習に関する科目の設定:1・2年次設定
授業のキーワード 出会い方,足し算文化
学生の到達目標 1.特別支援教育の一環としての肢体不自由教育について知る。
2.肢体不自由児を育むために必要な「足し算文化」について理解する。
3.教育職として必要な心構えを身につけるために教育内容や指導方法について学ぶ。
授業の内容
第1回 肢体不自由の子どもについて考える(講義及びレポートの視点として)(目標1,2)
第2回 子ども観・指導観・教育観について見つめ直す(目標1)
第3回 子どもの自立と学力について考える(目標1,2)
第4回 子どもの自立と個別の教育支援計画が果たす役割について考える(目標1,2)
第5回 子どもの自立に向けて,個別の指導計画をどのように作成すればよいか考える(目標2)
第6回 子どもの自立に向けて,個別の指導計画の活用のしかたを実践事例から学ぶ(目標2)
第7回 肢体不自由児の教育課程(カリキュラム)について考える(目標1,2)
第8回 学習活動を実践事例を参考にしながら考える(目標2)<教科>
第9回 学習活動を実践事例を参考にしながら考える(目標2)<総合的な学習>
第10回 学習活動を実践事例を参考にしながら考える(目標1,2)<自立活動・個の成長>
第11回 学習活動を実践事例を参考にしながら考える(目標1,2)<自立活動・コミュニケーション>
第12回 コミュニケーション支援の具体的な方法を探る(目標1,2)
第13回 医療的ケアの現状と課題について知る(目標1)
第14回 医療的ケアについて,教育としての取組みの実践事例から心構えを学ぶ(目標2)
第15回 訪問教育の置かれている現状と課題について考える(目標1,2)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回 肢体不自由児ってどんな子
第2回 幼小中高で味わう生活上の困難さとは
第3回 学びの力はどうやって身につけていくのか
第4回 子どもが「生きていく」ことについて、教育が果たす役割とは
第5回 子どもが実感している生活していく上での力に基づいてこれから身につけていくための計画
第6回 実践例に基づいて具体的な方法を考える
第7回 今,自分(子ども自身)が身につけている力を多くの人と一緒に学び合っていく
第8回 一つ一つ常に具体策として考えていく
第9回 生活上で身につけていきたい内容や方法を考え実践していくためのステップを考えていく
第10回 共同(学習)する中で具体策がプラスの方向で受け止められるかを考える
第11回 自分のこと,生活する中で実践しながら意識化を図っていく
第12回 子どもの意思を表出するための具体を一緒に考えていく
第13回 器具を使って生活しているこどもの実態について考える
第14回 ハンデを負って生きていくことについて一緒に生きていく一人として考えを深めていく
第15回 実態の見えにくい子どもの生き方について実践者としての心構えを身につける
復習 第1回~15回(共通) 毎回のレポートで予習・復習することを出題します。
(例)子どもの見方として具体的に書き出してもらった事をもとに授業を進めていきます。
展開 肢体不自由児の学習姿勢を確立させるための工夫や実際を実践報告や研究報告で調べ,知識や理解を深めると同時に教育観を練る。
成績評価
評価の基準 1.障害のある子ども(肢体不自由)について理解できたか。
2.肢体不自由児が「今」と「これから」を生きていくための具体として「足し算文化」の考え方を理解し実践していくための姿勢が打ち出されたか。
3.特別支援教育者として必要な心構えとしての内容を理解し具体策としての指導方法を考えることが出来たか。
評価の方法 肢体不自由(障害のある身)についての基礎的な理解(20%)特別支援教育に携わる者としての心構えが出来たかどうか(30%)特別支援教育者として自らの考えを持ち実践しようと心がけることが出来たか(50%)
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 授業内容に応じて,グループ学習,ディスカッション,ロールプレイ等の参加型,双方向授業を実施し,児童の側に立った授業の工夫を実践していく。
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