植草学園 平成29年度シラバス

社会的養護内容
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シラバス基本情報
授業科目名 社会的養護内容
科目ナンバリング SCO402
開講年度 2017年度
科目区分 専門科目
科目責任者 坂口 洋
授業形態 演習
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
30011401 月曜日,1限
30011402 月曜日,2限
教室
講義室2
卒業要件
児童障害福祉専攻:必修
単位数 1
配当年次・対象学生 2年次
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 3 児童障害福祉(保育所・幼稚園・障害関係施設等)に関する知識・技能の専門性
カリキュラムポリシー 3 必修取得資格や関連する資格・免許の取得に関する科目の設定:1・2年次設定
授業のキーワード アセスメント力,自立支援計画,子どもに応じた関わり,関係性
学生の到達目標 1.子どもの社会的養護の実態(現代の社会状況・児童福祉施設に入所している子どもの暮らし)について理解する。  
2.事例検討や援助技術の演習等を通して,子ども理解の方法と現場で役に立つ具体的支援の方法を学ぶ。
3.これからの子どもの社会的養護のあり方と子どもを養育する上での大切なことを自ら考察し説明できる。
授業の内容
第1回 オリエンテーション  
自己理解を深める,倫理,責務(目標2)
第2回 施設養護[乳児院,児童養護施設,母子生活支援施設]の特性と実際①(目標1,3)
第3回 施設養護[情緒障害児短期治療施設,児童自立支援施設,障害児施設]の特性と実際②(目標1,3)
第4回 家庭養護[里親制度,ファミリーホーム,養子縁組制度]の特性と実際③(目標1,3)
第5回 保育士の専門性(知識・技術)①:[怒鳴らないしつけ方,わかりやすく伝えよう](目標2)
第6回 保育士の専門性(知識・技術)②:[良い結果,悪い結果](目標2)
第7回 保育士の専門性(知識・技術)③:[効果的なほめ方,怒りを爆発させない方法](目標2)
第8回 保育士の専門性(知識・技術)④:[虐待された子どもへの対応,親子関係の調整](目標2,3)
第9回 自立支援計画の作成のためのアセスメント①:[子どもの状態像を把握する](目標2,3)
第10回 自立支援計画の作成のためのアセスメント②:[子どもの状態像の背景要因を把握する](目標2,3)
第11回 自立支援計画の作成のためのアセスメント③:[知見や理論に即して検討し,援助方針を立てる](目標2,3)
第12回 日常生活支援に関する事例分析(目標2,3)
第13回 心理的支援に関する事例分析(目標2,3)
第14回 自立支援に関する事例分析(目標2,3)
第15回 社会的養護の課題と展望ー施設の小規模化,職員体制,児童の権利擁護(目標1,3)
予習・復習の内容
(毎回90分程度)
予習 第1回 保育士の責務・倫理を念頭において,自分の保育者としての適性についてに考えておく。
第2回~第4回(共通) 学習内容について教科書の該当するところを読み,演習への準備をする。
第5回~第8回(共通)配布資料をよく読んで,演習内容を実践してみる。
第9回~第15回(共通) 学習内容について配布資料や教科書の該当するところを読み,演習への準備をする。
復習 第1回~第4回(共通)教科書や配布資料を見なおし,重要なところを確認し,他者に説明できるようにする。
第5回~第7回(共通)授業で実践したこと(ロールプレイの課題)をすべて自分自身で,または友人同士でやってみる。
第8回~第15回(共通)教科書や配布資料を見なおし,重要なところを確認し,他者に説明できるようにする。
展開 ・授業で学んだことを実習や子どもとの関わりの中で実践してみる。
・社会的養護の問題に日常的に関心を持ち,関連する報道等を見聞きしておく。
成績評価
評価の基準 1.社会的養護の現状(社会状況と児童福祉施設の状況)に関する理解度,問題意識がもてること。
2.子どもの状態を理解する方法の獲得度,その理解に基づいた具体的な支援の実践力。
3.社会的養護に関して自分なりの考えを持てること,社会的養護の必要な子どもへの支援について自分の考えをもてること。
評価の方法 期末試験60% リフレクションペーパー20% 授業中の発表・演習への関与等20%
教科書
書籍名 社会的養護内容(基本保育シリーズ⑱)
著者名 相澤仁・村井美紀(編)
出版社 中央法規出版
価格 2000円(税別)
ISBN・ISSN ISBN978-4-8058-5218-7
推薦図書
書籍名 むずかしい子を育てるペアレント・トレーニング
著者名 野口 啓示
出版社 明石書店
価格 1600円+税
ISBN・ISSN 978-4-7503-2934-5
書籍名 事例で学ぶ社会的養護児童のアセスメント
著者名 増沢高
出版社 明石書店
価格 2000円+税
ISBN・ISSN 978-4-7503-3504-9
参考URL http://www.mhlw.go.jp/
厚生労働省HP→子ども・子育て支援→施策情報:社会的養護
備考 ・講義よりもグループディスカッションや演習を取りいれた授業を行うので,積極的に参加すること。自分で考えて発言し,他のメンバーの意見を聞き,もう一度考えて自分の考えや意見を確かなものにする。(演習への参加態度,自分でどのくらい考えられたかを評価)
・他の科目で得られた知識・技術をフル活用して演習等に取り組む。
・授業により資料を配布する。
・授業ごとにリフレクションペーパーの提出を求める。
・保育士養成の目標をよりよく達成するために内容変更を検討することもある。
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