植草学園 平成29年度シラバス

日本の文化
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シラバス基本情報
授業科目名 日本の文化
科目ナンバリング GHU201
開講年度 2017年度
科目区分 共通基礎科目(人文系)
科目責任者 岡本 直也
授業形態 講義
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
11000501 金曜日,1限
教室
講義室6
卒業要件
児童障害福祉専攻:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 福祉や教育の基本理念と優れた実践力
2 高い人間観・倫理観
カリキュラムポリシー 1 建学の精神を含みこむ科目,社会から信頼される高い人間観・倫理感を培う科目,情報化・グローバル化に対応した科目の設定:1年次設定
2 履修科目のナンバリングで学習段階を明確にしての基礎的な専門科目の設定:1年次設定
授業のキーワード 日本の文化 日本の歴史 伝統と行事 日本の風土
学生の到達目標 1.「日本の文化」の具体的内容や歴史を学ぶことにより,人と接する上で必要な幅広い知識と教養を身につける。
2.大学のカリキュラムと関連付けて「日本の文化」を主体的に学ぶことにより,自ら課題を解決する能力を身につける。
3.様々な視点から「日本の文化」に接することにより,日本人としての誇りや豊かな人間性を身につける。
授業の内容
第1回 授業概要の説明及び「日本の文化」を学ぶ意味について(目標1)
第2回 民話から見る「日本の文化」について(目標1)
第3回 日本人の衣食住(衣食)の変遷について(目標1)
第4回 日本人の衣食住(住)の変遷について(目標1,2)
第5回 伝統的な文化(美術・建築等)について(目標1)
第6回 伝統的な文化(能と狂言・歌舞伎等)について(目標1)
第7回 伝統的な行事(歳時)について(目標1,2)
第8回 学習指導要領における伝統文化の取り扱いについて(目標1,2)
第9回 学習指導要領における伝統文化の取り扱いについて(目標1,2)
第10回 「日本のしきたり」(冠婚葬祭)について(目標1,3)
第11回 「日本のしきたり」(生活)について(目標1,3)
第12回 文芸活動の歴史(俳句・短歌)と私たちの生活について(目標1,3)
第13回 習い事の歴史(茶道・華道・書道等)と私たちの生活について(目標1,3)
第14回 現代日本文化(ポップカルチャー等)とこれからの日本文化について(目標3)
第15回 授業で学んだことをどのように社会生活や個人生活に活かしていくかまとめる(目標1,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第2回 知っている童話や民話のあらすじが言えるように整理する。
第3回 選択した民話の内容を衣食住の視点から整理する。
第4回 平安期の貴族屋敷図面と江戸期の農家図面をもとに,空間の活用方法を考え,論理的に発表できるようにする。
第5回~第6回 授業課題となる「伝統的な文化」について,興味・関心のあるものについて調べ,発表できるようにする。
第7回 学生の育った家庭や地域の年中行事の様子を歳時記カレンダーにまとめ,特徴を発表できるようにする。
第8回~第9回 幼児や児童に対し,伝統文化について興味をもたせる指導方法を考える。
第10回~第11回 これまでの自らの生活・経験を振り返り,「しきたり」の必要性を感じたことを発言できるようにする。
第12回 俳句・短歌について,それぞれ1作品創作し,その意図を発表できるようにする。
第13回 伝統的習い事と現代的な習い事について,学生自らの体験等をもとに整理し,感想が言えるようにする。
第14回 現代ポップカルチャー(漫画,アニメ等)から興味のあるカルチャーを具体的に示せるようにし持ち寄り,その良さを積極的に説明できるようにする。
第15回 レポート作成の進捗状況を言える。
復習 第1回 多様な日本の文化について分類・整理し,表にまとめる。
第2回 日本の民話に見られる「日本の文化」について,自ら視点を設定しまとめる。
第3回~第4回 日本の衣食住の変遷について,衣食住の項目ごとに一覧表に整理する。
第5回~第6回 映像鑑賞した作品・芸能について,現代社会において果たす働きをもとに感想を書く。
第7回 他の学生と自らの経験・体験した行事等の違いを整理する。
第8回~第9回 学習指導要領における「伝統文化の取り扱い」について発達段階に応じて,一覧表に整理する。
第10回~第11回 「しきたり」について,自らの生活に必要と思うもの,関係のあるもの,身につけたいもの等に分類整理し,分類理由を記述する。
第12回~第13回 今日の社会にしっかり根づく「日本の文化」について,自ら行ってみたいものを選択し,その歴史や良さについてまとめる。
第14回 現代の日本文化がこれからどうなるか,自らの考えをまとめる。
第15回 「日本の文化」を学び,これからの自らのかかわり方を,学んだことを含め感想にまとめる。
展開 日常生活において,目にする様々な事実・事象を「文化」の面から見直し,その成り立ちや現代社会における位置付け,かかわる人々等の視点から調べるようにしたい。
成績評価
評価の基準 1.「日本の文化」について幅広く理解し,他者に伝えることができることを基準とする。
2.講義内容について,論理的な見方・考え方ができることを基準とする。また,「日本の文化」に関する課題を選択させ,論理的な手法により自らの考えをまとめたレポートを書いて提出することを基準とする。
3.「日本の文化」に対する興味・関心を深め,積極的に日本文化に関わろうとすることを基準とする。
評価の方法 最終レポート(70%)宿題や課題(20%)授業態度(10%)等を考慮して評価する。
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 1.文化の範囲は広く,限定した教科書・参考書は用いない。必要な資料等は授業中に配布する。
2.受講人数にもよるが,写真・映像資料を積極的に活用するとともに,学生同士が互いに学びを深めあえる授業形態・授業方法を工夫する。
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