植草学園 平成29年度シラバス

道徳と福祉の心
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シラバス基本情報
授業科目名 道徳と福祉の心
科目ナンバリング GHU101
開講年度 2017年度
科目区分 共通基礎科目(人文系)
科目責任者 石野 高弘
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
11001001 水曜日,1限
教室
講義室4
卒業要件
地域介護福祉専攻:必修
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 地域介護福祉の基本理念と優れた実践力
2 高い人間観・倫理観
カリキュラムポリシー 1 建学の精神を含みこむ科目,社会から信頼される高い人間観・倫理感を培う科目,情報化・グローバル化に対応した科目の設定:1年次設定
2 履修科目のナンバリングで学習段階を明確にしての基礎的な専門科目の設定:1年次設定
授業のキーワード 福祉の心 思いやり 共生社会 よりよく生きる力 学びに向かう力 
学生の到達目標 1.世界や日本の思想、文化に触れ、自己の感性を磨くことができる。
2.現代社会の福祉の現状と課題を把握し、望ましい在り方を考えることができる。
3.国際社会に生きる日本人として、より高い道徳性に基づき、行動しようとすることができる。
授業の内容
第1回 建学の精神「心の豊かなたくましい人間」とは何か、授業の進め方等のガイダンス(目標1)
第2回 道徳と人間性について、人類の歴史やマズロ-、フロイトなどから人間性を考え、人間として生きる喜びを知る(目標3)
第3回 古代ギリシア哲学とキリスト教・イスラム教の思想について触れ、思いやりの心や現代の自分たちへの影響、自己の在り方生き方について考える(目標1)
第4回 中国思想と儒家・道家、インド思想と仏教について触れ、思いやりの心や現代の自分たちへの影響、自己の在り方生き方について考える(目標1)
第5回 日本の伝統的な人間観・自然観と神仏習合について触れ、思いやりの心や自分たちの生活との関わり、生き方についてを考える。(目標1)
第6回 コールバーグの認知発達論から、ジレンマ資料をつかって考え議論し、道徳の発達段階を知る。(目標3)
第7回 社会主義と資本主義の原理を確認し、現代社会の問題から、望ましい共生社会の在り方を考える。(目標3)
第8回 生命倫理について課題を知り、考え議論し、自己を高める(目標2)
第9回 家族の役割や家制度の歴史を知り、スウェーデンの社会福祉と対比させて、家族の在り方と社会福祉について考え議論し、自分なりの考えをもつ。(目標2)
第10回 生活困窮と社会福祉の概要を知り、その課題について考え議論し、自己を高める(目標2)
第11回 児童と社会福祉の概要を知り、その課題について考え議論し、自己を高める(目標2)
第12回 高齢者問題と社会福祉の概要を知るとともに、墓の有り様をとおして、その課題について考え議論し、自己を高める(目標2)
第13回 心身障害者と社会福祉の概要を知り、その課題について考え議論し、自己を高める(目標2)
第14回 持続可能な社会を目指すためにどのような課題があるかを知り、自分自身の問題として考え議論し、どのようなことが大切か考える(目標3)
第15回 アメリカ型社会とヨーロッパ型社会を比較し、自分自身の「豊かさ」について考え、自分の生き方・在り方を探る(目標3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回:本学の「建学の精神と理念」を熟読しておく。
第2回:自分の善いところ、悪いところを書き出しておく。
第3回:イスラム教の戒律を具体的に調べておく。
第4回:自分が葬式をあげるとしたらどんな宗教の葬式をあげるか調べておく。
第5回:自宅周辺の神社仏閣について、3か所の名称と何を祭っているかを調べておく。
第6回:ピアジェの発達理論を調べておく。
第7回:「ポピュリズム「と「保護主義経済」、トランプ米大統領の政策について調べておく。
第8回:自分の死をどのように迎えたいか考えておく。
第9回:スウェーデンの社会保障制度について調べておく。
第10回:生活保護家庭が増加している原因を3つ以上考えておく。
第11~13回:居住する市町村町にある福祉施設の所在地と名称を調査しておく。
第14回:SDGsの17の目標について調べておく。
上記以外:毎回、学習内容をお互いにシェアリングする時間を設けるので、事前に講義内容について研究し、自分自身で課題をもって講義に参加する。
復習 第1回~第15回:①講義の概要②話し合いをした他の学生の意見や考え③話し合い後の自分の意見や考え等を講義終了後、ノートに毎回まとめる。
展開 授業で得られた知識を踏まえて、教え合ったり、議論する時間を設けるので、自分自身の考えを持ち、議論をとおして自分自身の在り方生き方を考え、自己の道徳的実践力の向上を目指す。
成績評価
評価の基準 1.世界や日本の思想、文化の源流を学び、自己の感性を高めることができたか。
2.現代社会の福祉の現状と課題を把握し、望ましい在り方を考えることができたか。
3.国際社会に生きる人間として、よりよく生きようとする意欲をもつことができたか。
評価の方法 講義を記録したノート50%
期末試験      50%
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL
備考 授業は、基本的にプレゼンテーションの後に学生間の議論、発表を中心とする。
参考文献等は、その都度紹介する。
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