植草学園 平成29年度シラバス

公衆衛生学・衛生学
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シラバス基本情報
授業科目名 公衆衛生学・衛生学
科目ナンバリング HCM212
開講年度 2017年度
科目区分 理学療法基礎科目
科目責任者 小池 和子
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A2030001 火2
教室
講義室20
卒業要件
保健医療学部:必修
単位数 1
配当年次・対象学生 3年次
免許・資格との関係
3年次
小学校教諭: 不要
特別支援学校教諭: 不要
幼稚園教諭: 不要
保育士: 不要
理学療法士: 必修
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 3 知識・技能・実践力
4 チーム医療 ・地域貢献
カリキュラムポリシー 5 チーム医療 ・地域貢献
6 科学的思考の形成と発展
授業のキーワード 公衆衛生と集団の医学,1次・2次・3次予防,疫学・保健統計,環境,疾病予防と保健行政
学生の到達目標 1.公衆衛生の概念,意義を学び,公衆衛生活動の概略を説明,
1次・2次・3次予防の概念,保健統計,疫学的方法論を会得る。
2.人間を取り巻く環境の健康影響・保全・対策等について説明し,疾病予防と健康管理について,感染症を含む主疾病の予防について説明する。さらに食品保健,国民栄養・健康増進,地域保健,精神保健,保健行政,医療関連法規等を説明する。
3.ライフサイクルと健康管理,母子保健,学校保健,成人・老人保健,産業保健,国際保健について説明する.また,災害時や社会病理を学び、社会の真の健康に対して理解し説明する。
授業の内容
第1回 公衆衛生学の概念【歴史,疾病の進展と予防の段階】(目標1)
第2回 公衆衛生活動の特徴【プライマリヘルスケア,ヘルスプロモーションの展開】(目標1,2)
第3回 人口統計【人口動態,死亡統計,統計指標】(目標1)
第4回 疫学の考え方と事例【疾病解明の方法論】(目標1)
                (角友起)
第5回 物理・化学的環境【大気,上水・下水,水質汚濁と健康】 環境保全と公害【環境保全】 (目標2)
第6回 生物学的環境と健康【微生物,有害動物】 生活環境衛生【住居,衣服,廃棄物等】 (目標2)
第7回 社会的環境と健康【労働環境,労働災害】 産業保健【産業保健,職業病】(目標2,3)
第8回 感染症とその対策【感染症の成立,感染症予防法,結核・感染症情報事業】(目標2,3)
第9回 食品保健【食品衛生法,食中毒,食品,添加物】 国民栄養【食事摂取基準,国民栄養調査】 (目標2)
第10回 ライフサイクルと健康【母子保健,学校保健,健康教育,健康増進】(目標2,3)
第11回 ライフサイクルと健康【成人保健,老人保健,生活習慣病の予防】(目標3)
第12回 精神保健,法と医【精神保健,精神障害,精神保健対策,社会病理と対策,異状死等】 (目標2,3)
第13回 保健行政【保健行政】 保健行政関連法規【関連法規】(目標2)
第14回 国際保健,緊急時の救援医療【災害医療,救援医療】(目標3)
第15回 まとめ,個人あるいはグループ発表と総括(目標1〜3)
予習・復習の内容
(毎回90分程度)
予習 1.前日までに,各回ごとの用語を確認し,テキスト参考書などで事前の知識を得る。
2.テキストは理解しやすいので、該当部分を読んでおくこと。関連法規を学習しておくこと。
復習 1.テキストおよびプリントで授業内容を確認復習しておくこと。
2.特定の用語について確認しておくこと。
展開 1.公衆衛生学関係法規は多岐にわたり、集団の医学を会得するためには広範な知識と深い思考の上に成り立つことに鑑み、リハビリテーションを専攻、従事するために、どのように公衆衛生活動を展開するか実践することと結びつけて行く。
成績評価
評価の基準 公衆衛生学・衛生学の概念,我が国における問題点および問題解決に繋がる方法論の基礎が理解できているか,さらに地域における疾病予防,保健活動,予防医学,健康増進,健康な社会に対する考え方が医療職を目指すものとして明確にできているかを評価の基準とする。
評価の方法 筆記試験( 80%),積極的参加度( 5%),レポート等( 15%)による。
教科書
書籍名 シンプル衛生公衆衛生学2016
著者名 鈴木庄亮ら
出版社 南江堂
価格 2400円+税
ISBN・ISSN 9784524253586
推薦図書
書籍名 公衆衛生マニュアル2015
著者名 柳川 洋 ら
出版社 南山堂
価格 5500円+税
ISBN・ISSN 978-4-525-18739-2
書籍名 やさしい疫学-疫学への招待ー  改訂 版
著者名 日本疫学会
出版社 南江堂
価格 2000円+税
ISBN・ISSN 978-4-524-26086-7
参考URL
備考  医療職にとってリハビリテーションの専門性を身につける上で大切な公衆衛生学について,広く予防医学の基礎を理解し,医療職のあり方について学び,理解を深めます。広い学問分野ですから,予習復習に心がけてください。オフィスアワーについては連絡してください。
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