植草学園 平成29年度シラバス

専門ゼミナールⅠ
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シラバス基本情報
授業科目名 専門ゼミナールⅠ
科目ナンバリング EAS301
開講年度 2017年度
科目区分 専門演習科目
科目責任者 川口 由起子
授業形態 演習
開講時期 通期
登録コード
曜日・時限
A1123020 金2
教室
(前期)ゼミ室9 (後期)ゼミ室4
卒業要件
発達教育学部:必修
単位数 2
配当年次・対象学生 3年次
免許・資格との関係
3年次
小学校教諭: 必修
特別支援学校教諭: 必修
幼稚園教諭: 必修
保育士: 必修
理学療法士: 不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 徳育・教養
4 資質・能力
カリキュラムポリシー 8 専門ゼミナール 卒業研究
授業のキーワード 哲学,倫理学,情報科学,言語理解,合理性
学生の到達目標 1.自身の関心のある領域を特定し,文献調査を行うスキルを獲得する。
2.哲学・倫理学の中心的手法である概念分析の意義を理解し,論理的思考のスキルを使いこなせるようになる。
3.自身で選択したトピックの背景と問題点とを論理的に説明できるようにする。
授業の内容
第1回 イントロダクション:専門ゼミナール1の概要説明
第2回 哲学・倫理学における文献調査の意義(目標2)
第3回 文献収集(1):文献調査の方法,インターネットの活用方法の説明(目標1)
第4回 文献収集(2):文献調査の方法,インターネットの活用方法の説明(目標1)
第5回 文献収集(3):文献調査の方法,インターネットの活用方法の説明(目標1)
第6回 中間報告(1):参考文献収集結果の報告
第7回 参考文献の調査(1):文献の収集と分類(目標1)
第8回 参考文献の調査(2):文献の要約(目標1)
第9回 参考文献の調査(3):概念の整理と分析(目標1)
第10回 中間報告(2-1):要約レポート発表:概念を言語で分析し表現するために(目標4)
第11回 中間報告(2-2):要約レポート発表:概念を言語で分析し表現するために(目標4)
第12回 論理的思考(1):論理的思考の一般的な考え方(目標3)
第13回 論理的思考(2):哲学・倫理学との関連(目標3)
第14回 論理的思考(3):情報科学との関連(目標3,5)
第15回 中間報告(3):レポート課題の発表
第16回 トピックの選択と選択理由の明示:概要説明
第17回 選択したテーマの理論的背景の分析(1)(目標4)
第18回 選択したテーマの理論的背景の分析(2)(目標4)
第19回 選択したテーマと関連する概念の整理(目標4)
第20回 中間報告(4):概念分析に関するプレゼンテーション発表
第21回 哲学・倫理学における思考実験:概要説明(目標2)
第22回 概念分析(1)(目標2)
第23回 概念分析(2)(目標2)
第24回 概念分析(3)(目標2)
第25回 中間報告(5):レポート課題の発表
第26回 選択したトピックと情報化社会との関連の考察(1)(目標5)
第27回 選択したトピックと情報化社会との関連の考察(2)(目標5)
第28回 択トピックについてのプレゼンテーションとディスカッション(1)
第29回 選択トピックについてのプレゼンテーションとディスカッション(2)
第30回 まとめ ここまでの振り返りと、文献研究と概念分析における重要ポイントの確認
予習・復習の内容
(毎回90分程度)
予習 第1回:ゼミナールの意義と、本研究室におけるゼミナールの概要をU.navi教員マイページ等で確認してくること。
第2回:哲学・倫理学領域において文献調査が果たす役割について、調べておく
第3回:文献検索に利用するネットワーク上のツールの使用法を調べておく(とくに、大学Opacの利用法)。
第4回:文献検索に利用するネットワーク上のツールの使用法を調べておく(とくに、CiNii,J-STAGEの利用法)。
第5回:文献検索に利用するネットワーク上のツール(大学Opac,CiNii,J-STAGEのいずれか)を使って、5つ以上の文献を収集しておく。
第6回:自分で選択した領域における基礎文献を10以上収集し、出典情報を明記したリストを作成する。
第7回:自分で選択した領域における基礎文献を30以上収集し、出典情報を明記したリストをもとに、分類しておく。
第8回:自分で選択した領域で収集した文献から5~10文献を選択し、それぞれについて要約メモを作成しておく。
第9回:自分で選択した領域で選択した5~10文献の要約メモをもとに、鍵となる概念と分析方法を抜き出しておく。
第10回:自分で選択した領域で選択した5~10文献の要約をレポートとして作成しておく。
第11回:自分で選択した領域で選択した5~10文献の要約をプレゼンテーションとして作成しておく。
第12回:論理的思考の基本的な考え方を調べておく。
第13回:哲学・倫理学領域における論理的思考の基本を確認しておく。記号論理学の基礎を調べておく。
第14回:情報科学における論理的思考の基本を確認しておく。統計学の基礎を調べておく。
第15回:第1~14回の議論のポイントと考察のまとめを見直し、レポートを作成する。
第16回:要約した文献を参考に、自分の関心領域から課題となるトピックを選択しておく。
第17回:選択したトピックについて、先行研究の有無と理論的背景を調べておく。
第18回:選択したトピックについて、先行研究で解決された部分と未解決の部分を調べておく。
第19回:選択したトピックについて、関連する概念とそれが扱われる学問領域を調べておく。
第20回:選択したトピックについて、先行研究の成果を含め、問題提起のプレゼンテーションとして作成しておく。
第21回:選択したトピックについて、思考実験を1つ以上考えておく。
第22回:選択したトピックについて、鍵となる概念を分析しておく。
第23回:選択したトピックについて、関連する概念を整理しておく。
第24回:選択したトピックについて、鍵概念とその他の概念との関連を整理しておく。
第25回:選択したトピックについて、先行研究の成果、問題提起、諸概念の分析を含むプレゼンテーションを作成しておく。
第26回:選択したトピックについて、情報化社会との関連の有無を調べておく。
第27回:選択したトピックについて、情報化社会に与える影響の有無を調べておく。
第28回:選択したトピックについて、ディスカッションでポイントとなることを調べておく。
第29回:選択したトピックについて、ディスカッションで予想される反論を調べておく。
第30回:第1~29回で扱ったポイントについて再度よく確認しておく。論理的思考の基本については、関連する練習問題をもう一度解いておく。
復習 第1回:ゼミナールの年間計画と教科書、参考文献を確認し、自分の関心領域をまとめておく。
第2回:哲学・倫理学領域において文献調査が果たす役割について、まとめておく。
第3回:文献検索に利用するネットワーク上のツールを問題なく使用できるか確認する(とくに、大学Opac)。
第4回:文献検索に利用するネットワーク上のツールを問題なく使用できるか確認する(とくに、CiNii,J-STAGE)。
第5回:文献検索に利用するネットワーク上のツール(大学Opac,CiNii,J-STAGEのいずれか)を使って収集した5つ以上の文献について、関連する文献を検索・収集しておく。
第6回:自分で選択した領域で収集した基礎文献と出典情報を明記したリストを、先行研究と整合する形式に修正しておく。
第7回:自分で選択した領域で収集した基礎文献と出典情報を明記したリストと、それぞれの分類を、先行研究と整合する形式に修正しておく。
第8回:収集した文献それぞれについての要約メモを、先行研究と整合する形式に修正しておく。
第9回:収集した文献から抜き出した鍵となる概念と分析方法を、先行研究と整合する形式に修正しておく。
第10回:選択した5~10文献の要約レポートを、先行研究と照らし合わせて修正しておく。
第11回:選択した5~10文献の要約のプレゼンテーションを、ディスカッションの意見を反映して修正しておく。
第12回:論理的思考の基本的な考え方を確認し、授業中に間違えた練習問題をもう一度解いておく。
第13回:哲学・倫理学領域における論理的思考の基本をまとめ、記号論理学の練習問題を解いておく。
第14回:情報科学における論理的思考の基本をまとめ、統計学の練習問題を解いておく。
第15回:第1~14回の議論のポイントと考察のまとめを見直し、ディスカッションの意見を反映してレポートを修正する。
第16回:選択したトピックと要約した文献との関連をまとめておく。
第17回:選択したトピックの先行研究の有無と理論的背景をまとめておく。
第18回:選択したトピックの先行研究で解決された部分と未解決の部分をまとめておく。
第19回:選択したトピックに関連する概念とそれが扱われる学問領域をまとめておく。
第20回:選択したトピックの先行研究の成果と自分の問題提起の関連についてまとめておく。
第21回:選択したトピックの思考実験を書いてまとめておく。
第22回:選択したトピックの鍵となる概念を書いてまとめておく。
第23回:選択したトピックに関連する概念を整理して箇条書きにまとめておく。
第24回:選択したトピックの鍵概念とその他の概念との関連を箇条書きにまとめておく。
第25回:選択したトピックの先行研究の成果と、自分の問題提起、および、諸概念の分析を含むプレゼンテーションを修正しておく。
第26回:選択したトピックと情報化社会との関連の有無をまとめておく。
第27回:選択したトピックが情報化社会に与える影響の有無をまとめておく。
第28回:選択したトピックのディスカッションでポイントとなったことをまとめておく。
第29回:選択したトピックのディスカッションで得た反論をまとめておく。
第30回:第1~29回で扱ったポイントについて再度よく確認し、書いてまとめておく。論理的思考の練習問題で間違いがあればもう一度解いておく。
展開 第1~30回で扱った内容について,関連するウェブサイトや文献を調べ,先行研究の議論と照らし合わせながら自分の主張を構築し、まとめておくこと。
成績評価
評価の基準 自身の関心のある領域を特定し,少なくともひとつのテーマ(トピック)について,
1.文献調査を行うスキルを獲得する。
2.哲学・倫理学の中心的手法である概念分析の意義を理解し,論理的思考のスキルを使いこなせるようになる。
3.自身で選択したトピックの背景と問題点とを論理的に説明できるようにする。
評価の方法 毎授業時の課題 60%,期末課題の達成度 40%の合計で評価します。
教科書
書籍名 13歳からの作文・小論文ノート
著者名 小野田 博一
出版社 PHP研究所
価格 1,296
ISBN・ISSN 4569779913
書籍名 13歳からの論理ノート
著者名 小野田 博一
出版社 PHP研究所
価格 1188
ISBN・ISSN 4569655602
推薦図書
参考URL
備考 本研究室では,哲学,倫理学および情報科学の分野における概念的分析を中心に研究を行うため,テーマの種類や分野だけでなく,研究の方法論を重視します。
選択するテーマの内容は基本的に自由ですが,上記キーワードで挙げられているものと(少しでも)関連するものに限ります。
電子メールで連絡がとれることが望ましいです。質問等は,オフィスアワーに研究室で受け付けます。オフィスアワーに来訪できない場合は,個別に電子メールで相談してください。電子メールアドレスは個別にお知らせします。
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