植草学園 平成29年度シラバス

視覚・聴覚障害教育総論
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シラバス基本情報
授業科目名 視覚・聴覚障害教育総論
科目ナンバリング EST212
開講年度 2017年度
科目区分 特別支援教育専門科目
科目責任者 松本 末男
荒井 勝夫
授業形態 講義
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
A1113101 水3
教室
さくらホール,講義室21・22
卒業要件
発達教育学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 2年次・3年次・4年次
免許・資格との関係
2年次3年次4年次
小学校教諭: 選択選択選択
特別支援学校教諭: 必修必修必修
幼稚園教諭: 選択選択選択
保育士: 選択選択選択
理学療法士: 不要不要不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 2 障害支援
3 共生社会
カリキュラムポリシー 2 障害支援
3 共生社会
授業のキーワード 視覚障害, 聴覚障害, 教育制度・課程, コミュニケーション, 言葉の指導の実際
学生の到達目標 1. 視覚障害と聴覚障害の生理,病理及び心理について理解する。
2. 視覚障害教育と聴覚障害教育の歴史的変遷、現在の制度及び教育課程、また具体的な指導内容について理解する。
3. 視覚障害と聴覚障害の程度や発達段階、知的・発達障害,重複障害の有無に応じたきめ細かい関わりについて理解する。
授業の内容
第1回 「視覚障害とは何か」―眼の構造, 視覚障害の生理・病理・心理, 視覚機能の基礎―(目標1)
担当教員: 荒井 勝夫
第2回 「視覚障害教育の歴史,制度,教育課程」―歴史的処遇, 視覚障害教育の創始, 現在の制度・教育課程―(目標2)
担当教員: 荒井 勝夫
第3回 「視覚障害教育の目標とその指導形態」―視覚障害の理解・配慮と教科教育の専門性, 視覚支援学校の教育組織―(目標1, 2)
担当教員: 荒井 勝夫
第4回 「全盲教育の内容と方法」―全盲指導の内容, 触覚的認知の指導, 点字・言葉の指導, 歩行指導―(目標2, 3)
担当教員: 荒井 勝夫
第5回 「弱視教育の内容と方法」―弱視指導の内容, 視覚的認知の指導, 読み書き能力の指導, 残存視力の活用・管理―(目標2, 3)
担当教員: 荒井 勝夫
第6回 「盲聾児(者)への教育内容と方法」―盲聾者の特性, 基本的生活技術・習慣の指導、コミュニケーションの方法とその能力向上―(目標2, 3)
担当教員: 荒井 勝夫
第7回 「視覚障害児(者)への生活指導、教育相談、就職指導」―社会的リハビリテーション, 心理的安定, 職業的スキル, インクルーシブな時代における視覚障害児(者)(目標2, 3)
担当教員: 荒井 勝夫
第8回 「聴覚障害とは何か」-聴覚障害の原因と分類,障害体験、聴力レベル,オージオグラム,補聴システム、二次障害と三次障害-(目標1)
担当教員: 松本 末男
第9回 「聴覚障害児・者の言語とコミュニケーションの方法」-手話の種類,指文字,聴覚口話法,トータルコミュニケーション,バイリンガル・バイカルチュラルアプローチ-(目標2)
担当教員: 松本 末男
第10回 第10回 「障害の早期発見・両親援助の教育」-新生児聴覚スクリーニング,乳幼児教育相談,家族支援、乳幼児の指導-(目標2, 3)
担当教員: 松本 末男
第11回 「聴覚障害幼児を対象とする特別支援学校幼稚部の教育(1)」-幼稚部の教育、言語指導、聴覚活用(目標2, 3)
担当教員: 松本 末男
第12回 「聴覚障害幼児を対象とする特別支援学校の教育(2)」-両親支援、3歳児の指導、4歳児の指導、5歳児の指導-(目標2, 3)
担当教員: 松本 末男
第13回 「他の障害を併せ有する聴覚障害児童・生徒の教育」-聾知的障害児,盲聾児,聾発達障害児,言葉が果たす役割-(目標2, 3)
担当教員: 松本 末男
第14回  「通常の小・中・高等学校における聴覚障害児童・生徒の教育と支援」-難聴学級・通級指導教室・通常の学級における支援,人的環境の調整,物的環境の整備,情報保障-(目標2, 3)
担当教員: 松本 末男
第15回 「特別支援教育の国際的動向と今後の方向性」-分離教育,統合教育,インクルーシブ教育,障害者権利条約・障害者基本法と障害教育,残された課題-(目標2,3)
担当教員: 松本 末男
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 (松本末男)
第8回 図書館等で耳のしくみと働きについてまとめておく。疑問点を次回質問する。
第9回~15回 授業で配布されたプリントを読んで疑問点を把握して授業に臨むこと。
復習 (松本末男)
毎回授業で出されるプリントに基づいて振り返りの学習をすること!
展開 授業で学んだ視覚・聴覚障害教育・支援内容を他の身体障害への教育・支援内容と知的・発達障害への教育・支援内容と関連付けて比較・考察できるようにする。様々な授業で障害のある子についての視点を持ち、学ぶことを心がける。
成績評価
評価の基準 (松本末男)
視覚・聴覚に障害を持つ幼児・児童・生徒の教育と支援について,授業で取り上げた基礎的な内容が理解できていること,及び,自らの考えに基づいてそれを的確に説明できることを合格基準とする。
評価の方法 (荒井勝夫)
平常点,提出レポート及び期末レポートによって評価する(平常点50%、期末レポート50%)。平常点には、授業での発表・討論・期間中レポートが含まれる。ただしこの比率は最終的に若干変更する可能性がある。
(松本末男)
テスト(50%)、グループ討議の参加や、リーダーシップ、授業での発表や学びの積極的な参加度(30%)、自ら思考し、疑問点を整理する力(10%)、予習への取り組み(10%)。ただしこの比率は変更の可能性もある。
教科書
書籍名 視覚障害教育入門[改訂版] 
著者名 青柳 まゆみ 編著 鳥山 由子 編著
出版社 ジアース教育新社
価格 1,800円+税
ISBN・ISSN 9784863713000
推薦図書
書籍名 聴覚障害教育 これまでとこれから
著者名 脇中 起余子 著
出版社 北大路書房
価格 税込2,484円
ISBN・ISSN 978-4-7628-2690-0
書籍名 特別支援教育ハンドブック
著者名 飯野順子、岡田加奈子、玉川進編
出版社 東山書房
価格 2200
ISBN・ISSN 978-4-8278-1527-6
参考URL
備考 教科書購入については,授業初回時に指示します。
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