植草学園 平成29年度シラバス

キャリア教育指導論
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シラバス基本情報
授業科目名 キャリア教育指導論
科目ナンバリング EET221
開講年度 2017年度
科目区分 児童教育専門科目
科目責任者 桑田 良子
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A1087101 月2
教室
講義室15
卒業要件
発達教育学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 2年次・3年次
免許・資格との関係
2年次3年次
小学校教諭: 必修選択
特別支援学校教諭: 必修選択
幼稚園教諭: 選択選択
保育士: 選択選択
理学療法士: 不要不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 4 資質・能力
カリキュラムポリシー 4-1 小学校教育の教科/指導法
授業のキーワード 生きる力,基礎的・汎用的能力,キャリア発達,体験学習
学生の到達目標 1. キャリア教育の目的,意義,社会的背景,理論についてわかる。
2. 課題学習の中で多様な価値観を学び,自分の職業観,生き方を醸成する。また,興味,能力,適性などの自己理解の方法論を体得する。
3. 小学校や特別支援学校で行われているキャリア教育についての優れた実践例を学び、多様な迫り方を理解できる。
授業の内容
第1回 キャリア教育とは(目標1)
 意義と必要性,その社会的背景(目標1)
第2回 ニート・フリータと社会で必要とされる力(目標1)
第3回 キャリア教育の変遷(目標1)
 
第4回 キャリア教育で育成すべき力(目標1)
 基礎的・汎用的能力,キャリア発達
第5回 キャリアの基礎的理論と情報ツールの活用(目標1)
第6回 自分の適性を知るⅠ(目標2)
 職業適性検査,パーソナリティ検査の体験と分析
第7回 自分を知るⅡ (目標2)
 価値観・指導観・子どもへの対応
第8回 先人の生き方から学ぶ(目標2)
 偉人伝や尊敬する人物の生き様についてまとめ発表する
第9回 自分を変えた出来事についてまとめ発表する(目標2)
第10回 小学校におけるキャリア教育Ⅰ(目標3)
 ねらいと内容,キャリア教育と教科指導
第11回 小学校におけるキャリア教育Ⅱ(目標3)
 キャリア教育と領域指導
第12回 小学校におけるキャリア教育Ⅲ(目標3)
  体験学習の方法論と実施上の配慮
第13回 小学校におけるキャリア教育Ⅳ(目標3)
 地域との連携,学校間連携,保護者との連携
第14回 特別支援教育におけるキャリア教育(目標3)
第15回 キャリア教育の体制作りと年間計画及び評価の必要性(目標3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回 ニート、フリーター、正規職員などの言葉の意味を調べることと「社会で必要とされる力」について400字以上でまとめ発表できるようにしてくる。
第2~5回 キャリア教育の変遷、基礎的・汎用的能力などについて教科書を読んでくる。      
第6~9回 自分を変えた出来事、本、人物について800字以上でまとめてくる。
第10回 小学校時代に受けたと思うキャリ教育の内容を思い出し、400字以上でまとめてくる。
第11〜12回 小学校におけるキャリア教育について、教科指導との関係、領域指導との関係など教科書を読んでくる。
第13回 地域の教材化と地域との連携についてグループで考え、発表の準備をする。
第14回 特別支援教育におけるキャリア教育について調べ、発表できるように準備する。
第15回 キャリア教育の評価はどのように行ったらよいかについて調べ、まとめてくる。
復習 第1回 キャリア教育の必要性について整理する。
第2回 社会で必要とされる力について自分の意見として整理する。
第3〜4回 基礎的・汎用的能力などについてまとめレポート提出する。
第5回 キャリア理論の中で自分の受け入れやすい理論を選び、その理由をレポートする。
第6~7回 自分の性格や適性など自己分析した結果をまとめる。
第8~9回 「生き方」についての友人の発表を聞いて、気づいたことをまとめる。
第10〜13回 小学校におけるキャリア教育について授業を振り返りながら自分なりにノートに整理する。
第14回 特別支援教育におけるキャリア教育と通常学級におけるキャリア教育の相違点と共通点についてレポートにまとめる。
第15回 キャリア教育の評価の観点と必要性について授業を振り返りまとめる。
展開 ・予習してきた内容をもとにグループでの集団思考を行ない、積極的に発表する。
・体験活動の意義や、指導する際の留意点を体験的に学ぶ。
・キャリア教育を指導するためには自分の「生き方」に対する価値観が明確になっていることが大事なことに気づく。
・キャリア教育に関する「ことば」の定義や意味を確実にする。
・キャリア教育は教育活動全体を通して実践されていることを講義中、繰り返して学ぶ。
成績評価
評価の基準 1.キャリア教育の目的、意義など講義でとりあげた基本的事項を理解していること。
2.多様な価値観を知ったり、自己理解することで自分の「生き方」についての考えを述べることができる。
3.小学校で行われているキャリア教育の内容を理解し、子どもの指導、支援についての計画、実践できる基礎力がついていること。
評価の方法 予習・復習の課題・レポートの提出 60%
授業への参加態度 20%,発表 20%などで
総合評価する。
教科書
書籍名 小学校 キャリア教育の手引き<改定版>
著者名 文部科学省
出版社 教育出版株式会社
価格 780円
ISBN・ISSN ISBN978-4-316-30025-2
推薦図書
書籍名 キャリア教育概説
著者名 日本キャリア教育学会
出版社 東洋館出版社
価格 2700円
ISBN・ISSN ISBN978-4-491-02383-0 
参考URL
備考 新聞をよく読んで,社会の動向に敏感であること。
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