植草学園 平成29年度シラバス

障害児保育総論
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シラバス基本情報
授業科目名 障害児保育総論
科目ナンバリング EIT333
開講年度 2017年度
科目区分 児童教育基礎科目
科目責任者 広瀬 由紀
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A1030901 月3
教室
講義室10・11
卒業要件
発達教育学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 2年次
免許・資格との関係
2年次
小学校教諭: 自由
特別支援学校教諭: 自由
幼稚園教諭: 必修
保育士: 必修
理学療法士: 不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 2 障害支援
3 共生社会
カリキュラムポリシー 2 障害支援
6-2 教育の基礎的理解(幼保)
授業のキーワード 障害のある子 幼児期 生活 生きにくさ 社会
学生の到達目標 1.障害のある子の幼児期の生活の現状と課題について理解する。
2.障害のある子どもの生きにくさについて、現代社会における障害の捉え方と併せて多角的にイメージする。
3.1および2を踏まえ、保育現場で自分なりにどのように関わるかについて考えることができる。
授業の内容
第1回 ガイダンス(目標1・2・3)
第2回 障害の捉え方(目標1)
第3回 障害のある子の幼児期の生活について(目標1)
第4回 障害のある子を取り巻く現状と課題(目標1)
第5回 特別支援学校幼稚部での生活(目標1)
第6回 療育機関での生活(目標1)
第7回 地域の保育所や幼稚園での生活(目標1)
第8回 見えにくい(見えない)こと・聞こえにくい(聞こえない)こと-視覚障害・聴覚障害の理解-(目標2・3)
第9回 身体が動かしにくいこと・体の内部が働きにくいこと-運動障害の理解-(目標2・3)
第10回 言葉に関するむずかしさ-言語障害の理解-(目標2・3)
第11回 「知」とは何か-知的障害の理解-(目標2・3)
第12回 情報の取り入れや表出のしにくさ-発達障害の理解①-(目標2・3)
第13回 情報の整理や処理の難しさ-発達障害の理解②-(目標2・3)
第14回 地域機関との連携について(目標1・2・3)
第15回 まとめ・総括 授業の振り返りと障害のある子の幼児期に係る重要事項の確認(目標1・2・3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回~第4回:授業キーワード等の下調べ
*教員から出される授業に関するキーワード等について、事前に文献等で調べ、指定用紙にて提出する。指定用紙で提出されたものについて、教員が目を通し、用紙を返却しつつ、授業内でフィードバックを行う。
第5回~第7回:関連資料の精読
*各施設等での生活に関連する新聞記事等に目を通し、自分なりにその後の授業にイメージを持って臨む。
第8回~第13回:各障害に関連した生きにくさに関する情報収集
*教員から出されるキーワードもしくは自発的に次の授業内容を見越して、当該の障害に関連した生きにくさについて、文献等から情報収集を行う。教員からの指定があった場合は、指定用紙を返却しつつ、授業内でフィードバックを行う。
第14回:自分の住んでいる自治体について、地域機関を調べまとめる。
第15回:指定されたグループごとに、教員から提示された障害のある子に有効と考えられる「手作りおもちゃ」「保育環境上の工夫」についてまとめる。
復習 第1回~第4回:授業内容について他者に伝える
*授業内容をまとめ、授業履修者以外の大人に簡潔に伝え、その反応を知る
第5回~第7回:授業内容および配布物をまとめる
*授業内容を配布物を元にまとめ、整理する。
(小テストを実施する)
第8回~第13回:関連資料の精読
*授業内容に関連した本等を読み、障害のある子や人の生きにくさについて各自が考える。
第14回:他の自治体について、地域機関をまとめる。
第15回:他のグループの発表についてまとめ、それぞれの生きにくさに対して、自分がどのようなことができるかについて考える。
展開 実際に障害のある子がいる場に赴き、関わることを通して、自分なりに考えを深めたり関わりを模索したりすること
成績評価
評価の基準 1.障害のある子の幼児期の生活の現状と課題について理解する。
*上記内容について、自分なりにまとめ言語化できる。
2.障害のある子どもの生きにくさについて、現代社会における障害の捉え方と併せて多角的にイメージする。
*障害に関する生理的・心理的背景を理解し、得た知識等に基づいて自分なりにその子や人の生きにくさについて想像することができる。
3.1および2を踏まえ、保育現場で自分なりにどのように関わるかについて考えることができる。
*想定されるケースやクラス等に対して、自分が保育者としてどのような援助等が考えられるかについて言語化できる。
評価の方法 平常点(授業内に課すレポートの内容)30%
教材研究20%
筆記試験50%
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
推薦図書
参考URL ○文部科学省「共生社会の形成に向けたインクルーシブ教育システム構築のための特別支援教育の推進(報告)」
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/044/attach/1321669.htm

○幼稚園、小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校の学習指導要領等の改善及び必要な方策等について(答申)
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/__icsFiles/afieldfile/2017/01/10/1380902_0.pdf
備考
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