授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
4 資質・能力 |
カリキュラムポリシー |
1 徳育・教養 |
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授業のキーワード |
発達の理論,発達の段階と道筋,発達の促進要因,発達の阻害要因 |
学生の到達目標 |
1.人間の一生の発達の筋道を理解する。
2.発達に関する考え方や見方を理解する。
3.発達の途上で現れる困難さを理解し,対処するための知識を得る。 |
授業の内容 |
第1回 |
発達心理学の方法と考え方。発達心理学とは何か,何のために学ぶのかを理解し,発達の概略を把握する。(目標1,2) |
第2回 |
乳幼児期の重要性。臨界期といった発達の基礎概念と心の基礎ができる乳幼児期の成長の重要性を理解する。(目標1,2) |
第3回 |
胎児期:身体の基礎づくり。胎児期の身体や意識の発達を理解し,妊娠中に考慮すべき点について理解する。(目標1,2,3) |
第4回 |
新生児期:覚醒水準の調整。新生児期は,泣きを慰める過程を通じて睡眠と覚醒の調節能力を築き,覚醒の質を高める時期であることを理解する。(目標1,2) |
第5回 |
乳児期前半:人の意識の始まり。乳児期前半では,注意のコントロール能力が獲得され,人への意識が高まることを理解する。(目標1,2) |
第6回 |
乳児期後半:愛着の形成。乳児期後半では,期待がかなって安心感が深まり,親しい人との愛着関係が深まる。この愛着関係が,精神的発達にとって重要であることを理解する。(目標1,2) |
第7回 |
幼児期前半:自己の形成。幼児期前半に達成感を感じるようになって自己概念を形成するとともに,他児との関わりが始まり,社会性の基礎が築かれることを理解する。(目標1,2) |
第8回 |
幼児期後半:社会性の発展。幼児期後半では,他児との関わりが深まり,役割意識やルール意識,協力意識が育つことを理解する。(目標1,2) |
第9回 |
児童期前半:仲間関係の形成。児童期前半では,図式的な考えに基づく道徳性が発達し,より親密な仲間関係が築かれていくことを理解する。(目標1,2) |
第10回 |
児童期後半:リアリズムの発生。児童期後半では,現実をよく見るようになり,図式的な考えからの脱却が見られ,親子関係や友人関係の見直しが起こることを理解する。(目標1,2) |
第11回 |
思春期:心の動揺。思春期では,第二次性徴が始まり,人間関係や自己のあり方に対して多感になり,精神が不安定になりやすいことを理解する。(目標1,2) |
第12回 |
青年期:自己同一性を求めて。青年期では,大人から独立し自己概念を築く過程を学ぶ。(目標1,2) |
第13回 |
成人期老年期:心の危機と人生の受容。社会を支える責任のある地位についた後,諸能力の衰えを受け入れる過程を理解する。(目標1,3) |
第14回 |
発達の阻害要因:筋緊張の異常など発達を阻害する要因を知り,健全な発達のために必要な働きかけについて理解する。(目標1,3) |
第15回 |
乳幼児期における発達援助のあり方。発達障害について知り,対処法を理解する。(目標2,3) |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
第1回シラバスをよく読み、ポリシーとの関連、授業のキーワード、学生の到達目標、授業の内容、成績評価等について理解しておくこと。さらに発達心理学とは何か・発達の概略について調べておくこと。
第2回臨界期と心の基礎ができる乳幼児期の成長の重要性について調べておくこと。
第3回胎児期の身体や意識の発達について調べておくこと。
第4回新生児期における覚醒水準の調整について調べておくこと。
第5回乳児期前半における人への意識の始まりについて調べておくこと。
第6回乳児期後半における愛着の形成とその重要性について調べておくこと。
第7回幼児期前半における自己の形成や社会性の発達について調べておくこと。
第8回幼児期後半における役割意識やルール意識,協力意識について調べておくこと。
第9回児童期前半における仲間関係の形成や道徳性の発達について調べておくこと。
第10回児童期後半におけるリアリズムの発生や親子関係・友人関係の見直しについて調べておくこと。
第11回思春期に現れる第二次性徴や精神的不安定について調べておくこと。
第12回青年期におこる自己概念を築く過程について調べておくこと。
第13回成人期老年期における心の危機と人生の受容について調べておくこと。
第14回筋緊張の異常など発達を阻害する要因について調べておくこと。
第15回発達障害や乳幼児期における発達援助のあり方について調べておくこと。 |
復習 |
第1回この科目の受講によって理解を深めたい事項をまとめておくこと。また発達心理学とは何か・発達の概略についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第2回臨界期と心の基礎ができる乳幼児期の成長の重要性についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第3回胎児期の身体や意識の発達についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第4回新生児期における覚醒水準の調整についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第5回乳児期前半における人への意識の始まりについてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第6回乳児期後半における愛着の形成とその重要性についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第7回幼児期前半における自己の形成や社会性の発達についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第8回幼児期後半における役割意識やルール意識,協力意識についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第9回児童期前半における仲間関係の形成や道徳性の発達についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第10回児童期後半におけるリアリズムの発生や親子関係・友人関係の見直しについてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第11回思春期に現れる第二次性徴や精神的不安定についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第12回青年期におこる自己概念を築く過程についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第13回成人期老年期における心の危機と人生の受容についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第14回筋緊張の異常など発達を阻害する要因についてポイントおよび考察をまとめておくこと。
第15回発達障害や乳幼児期における発達援助のあり方についてポイントおよび考察をまとめておくこと。 |
展開 |
子どもと接したときに,子どもの発達の様子を把握し,課題を見つけられる。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
1.人間の一生の発達の筋道を理解し、自分の考えを的確に表現できること。
2.発達に関する考え方や見方を理解し、自分の考えを的確に表現できること。
3.発達の途上で現れる困難さを理解し,対処するための知識を持つこと。 |
評価の方法 |
授業中の質問への回答,期末試験の結果などから総合的に評価する。
質問への回答 30%,期末試験 70%。 |
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教科書 |
書籍名 |
スクスク子育て:情緒発達から見た自閉症 |
著者名 |
安藤則夫 |
出版社 |
学苑社 |
価格 |
2 ,200円+税 |
ISBN・ISSN |
978 -4-7614-0701-8 |
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推薦図書 |
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参考URL |
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備考 |
重要な事項について復習すること。 |