授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
4 資質・能力 |
カリキュラムポリシー |
4-2 教育の基礎的理解(小) 6-2 教育の基礎的理解(幼保) |
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授業のキーワード |
教育の基礎理論,西洋の教育の歴史,日本の教育の歴史,教育の思想家 |
学生の到達目標 |
この科目は,教育職員免許法の「教育の基礎理論」に関する科目に該当し,日本と西洋の教育の歴史的展開とそれを支える教育の思想について理解を深めることを目的とする。
1.日本および諸外国の教育の歴史を把握するとともに,ルソーやデューイ等の代表的な教育の思想についての知識を身につける。
2.教育の思想や教育の実践をとおして,子ども観や教育観の変遷をたどることができる。
3.我が国の教育の諸課題を,広い視野のもと,歴史的なパースペクティブ(見通し)において再確認する能力を獲得する。 |
授業の内容 |
第1回 |
オリエンテーション:本科目の教職に関する科目としての位置づけ、教育の歴史及び教育の思想の学習の意義(目標1) |
第2回 |
近世の教育:我が国の近世(江戸期)を中心とした庶民教育の普及(目標1) |
第3回 |
近代の教育:我が国の近代(明治期)を中心に、「学制」の内容と意義,教育の整備と拡充(目標1) |
第4回 |
大正・昭和前期の教育:大正デモクラシー期の教育運動(目標1・2) |
第5回 |
戦後の教育:教育制度改革,教育基本法の改正(目標1・3) |
第6回 |
西洋の教育の歴史と思想(1):ソクラテスの教育論(目標1) |
第7回 |
西洋の教育の歴史と思想(2):コメニウスの教授学思想 (目標1) |
第8回 |
西洋の教育の歴史と思想(3):ペスタロッチの教育実践と思想(目標1・2) |
第9回 |
西洋の教育の歴史と思想(4):フレーベルとモンテッソーリの教育思想(目標2) |
第10回 |
西洋の教育の歴史と思想(5):ヘルベルト学派の教育思想(目標1・2) |
第11回 |
西洋の教育の歴史と思想(6):デューイ(その1)実験学校とその実践(目標1・2) |
第12回 |
西洋の教育の歴史と思想:(7)デューイ(その2)教育思想と諸外国への影響(目標2) |
第13回 |
西洋の子ども観と教育観の変遷(目標1・2・3) |
第14回 |
日本の子ども観と教育観の変遷(目標1・2・3) |
第15回 |
教育の歴史と思想の総括及び学修の発展(目標3) |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
・事前配布のレジュメを確認しておくこと。(第1-15回)
・現代の教育が直面している問題に常に関心を持ち,新聞報道などについて理解をしておくこと。(同上)
・提示される代表的な教育の思想家25人の中から関心を持つ人物(複数)の思想や業績を調べ,授業内でのレジュメ作成などの発表準備と課題作成に望むこと。(第5-14回) |
復習 |
・発表者の発表資料のファイリングをすることを通して、毎回の授業の要旨等のまとめをすることに役立てること。(第1-15回)
・事前配布してあるチェック問題を解いておくこと。(第2-13回) |
展開 |
・日本と西洋の教育の歴史に関する最新の研究論文や動向を調べ,知識・理解を深める。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
1.日本および諸外国の教育の歴史を把握するとともに,ルソーやデューイ等の代表的な教育の思想についての理解が深まったか。
2.教育の思想や教育の実践をとおして,子ども観や教育観の変遷をたどることができたか。
3.我が国の教育の諸課題を,広い視野のもと,歴史的なパースペクティブ(見通し)において再確認する能力を獲得することができたか。 |
評価の方法 |
課題発表と授業姿勢(意見発表含む)( 40点)+レポート( 60点)により総合的に評価する。 |
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教科書 |
教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
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推薦図書 |
書籍名 |
『教育人名小事典』 |
著者名 |
安彦忠彦編 |
出版社 |
明治図書 |
価格 |
1,960円 |
ISBN・ISSN |
ISBN 4-18-616006-6 |
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参考URL |
文部科学省HPhttp://www.mext.go.jp/b_menu/houan/an/166.htm |
備考 |
・「教育原理」を履修済であることが望ましい。
・自覚的・積極的な受講が望まれる。
・講義形式で進めるが、アクティブ・ラーニングの視点からの授業運営に配慮している。
・オフィス・アワー:金曜日1・2限
・メール・アドレス:y-takano@uekusa.ac.jp
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