授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
4 資質・能力 |
カリキュラムポリシー |
4-2 教育の基礎的理解(小) 6-2 教育の基礎的理解(幼保) |
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授業のキーワード |
教育の基礎理論,教育理念,教育の意義と目的,教育の歴史,生涯学習の理念 |
学生の到達目標 |
この科目は,教育職員免許法の科目区分では「教育の基礎理論」に該当する。本授業は,「人間とは何か」,「教育とは何か」という原理的な視点から,教育の基礎的理念と教育の理論、教育の制度と教育の実践等について理解を深めることをねらいとしている。
1.教育の意義と目的, 教育の思想と歴史的変遷の学びをとおして,教育の基礎的理念と理論を正しく理解する。
2.我が国と欧米の教育の歴史、教育制度および教育実践の多様な取り組みについての知識を獲得する。
3.生涯学習社会における教育の現状、加えて、21世紀の教育を展望する力をつける。 |
授業の内容 |
第1回 |
講義概要の説明:「教育原理」学習の目的と授業計画、授業の進め方、授業外の学修、グループの編成を実施する。(目標1) |
第2回 |
教育の意義と目的:人間とは何か,ヒトから人へ(目標1) |
第3回 |
教育への権利と「子どもの権利条約」:制度上の規定(目標1) |
第4回 |
教育役割と子どもの社会化:人間形成と学校・家庭・地域社会との関連性(目標1) |
第5回 |
教育の思想と歴史的変遷(1):欧米の教育思想史と歴史的変遷(目標2) |
第6回 |
教育の思想と歴史的変遷(2):欧米の教育思想史と歴史的変遷(目標2) |
第7回 |
教育の思想と歴史的変遷(3):我が国の教育思想史と歴史的変遷(目標2) |
第8回 |
教育の思想と歴史的変遷(4):児童観と教育観の変遷、「教育原理必修、「教育原理必修事項50題」前半の解答の提示(目標2) |
第9回 |
教育の制度:学校制度の成立と発展,教育法規・教育行政(目標2) |
第10回 |
教育内容と教育課程:教育内容の構成、教育課程とその編成(目標2,3) |
第11回 |
教育の実践:教育方法,教育評価,教育実践の多様な取り組み(目標2) |
第12回 |
生涯学習社会における教育:生涯学習社会への移行と社会教育,リカレント教育(目標3) |
第13回 |
現代社会と教育課題(1):教育領域における病理的現象、教育施策の動向と展開(特別支援教育の推進含む)(目標3) |
第14回 |
現代社会と教育課題(2):生きる力,確かな学力,第2期教育振興基本計画に基づく教育施策の推進(目標3) |
第15回 |
総括(目標3):授業のまとめ、R.S.の提出、「教育原理必修事項50題」後半の解答の提示 |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
・教育関連の報道やさまざまな教育事象に常に関心を持ち,授業の中で提示された「次回への準備と課題」を調べることをとおして理解を深めておく。(第1-15回)
・事前配布の次回授業レジュメに目をとおして授業に臨む。(第2-14回)
・指示された課題「次回への準備」を期限までに提出できるように計画的に学修を進める。(第2、4、7、14回)
・2回に分けて配布される「教育原理必修事項50題」を常に意識し授業に臨む。(1回と9回に配布 第2-14回) |
復習 |
・第1回の授業にて配布されるR.S.に,毎回の授業の要旨をまとめる。(第1-7回)
・「教育原理必修事項50題」の正しい解を授業後に確認しておく。(第2-15回)
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展開 |
・現代の教育が直面している問題に常に関心を持ち,関心のある課題に関する最新の研究動向を調べ,知識・理解を深める。
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成績評価 |
評価の基準 |
・目標1~3に照準を合せるとともに、発表を含めた授業への取り組み態度等により総合的に評価する。
1.教育の意義と目的, 教育の思想と歴史的変遷の学びをとおして,教育の基礎的理念と理論を正しく理解できたか。
2.我が国と欧米の教育の歴史、教育制度および教育実践の多様な取り組みについて理解できたか。
3.生涯学習社会における教育の現状及び21世紀の教育を展望する力がついたか。 |
評価の方法 |
・課題(次回への準備課題の提出)と学習姿勢(30%)+定期試験(70%)により総合的に評価する。 |
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教科書 |
書籍名 |
『教育の基礎と展開-豊かな教育・保育のつながりをめざして-』 |
著者名 |
高野良子・武内清 |
出版社 |
学文社 |
価格 |
2000円+税(2016年4月刊行) |
ISBN・ISSN |
ISBN978-4-7620-2624-9 C3037 |
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推薦図書 |
書籍名 |
『やさしい教育原理』新版補訂版, |
著者名 |
田島一他 |
出版社 |
有斐閣アルマ |
価格 |
1 ,900円 |
ISBN・ISSN |
ISBN978-4-641-12426-4 |
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参考URL |
文部科学省HP http://www.mext.go.jp/ |
備考 |
・自覚的・積極的な受講が望まれる。
・講義形式で進めるが、アクティブ・ラーニングの視点から、授業内容に応じて、グループワークなどをとおした参加型授業運営につとめる。
・提出課題は、内容のチェック後、フィードバックする。
・オフィス・アワー:金曜日1・2限
・メール・アドレス:y-takano@uekusa.ac.jp |