植草学園 平成29年度シラバス

社会的養護
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シラバス基本情報
授業科目名 社会的養護
科目ナンバリング EIT204
開講年度 2017年度
科目区分 保育・発達基礎科目
科目責任者 水鳥川 洋子
授業形態 講義
開講時期 後期
登録コード
曜日・時限
A1014101 後期 火1
A1014102 後期 火2
教室
講義室21・22
卒業要件
発達教育学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 2年次
免許・資格との関係
2年次
小学校教諭: 選択
特別支援学校教諭: 必修
幼稚園教諭: 選択
保育士: 必修
理学療法士: 不要
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 2 障害支援
3 共生社会
カリキュラムポリシー 2 障害支援
7-3 保育の内容・方法
授業のキーワード 社会的養護,子どもの最善の利益、児童虐待,児童福祉施設,家庭的養護,
学生の到達目標 1.子どもの社会的養護をめぐる現状(特に虐待問題)を知り,児童の権利擁護と保育所,学校,施設の新たな役割を認識する。
2.社会的養護の意義とその制度・実施体系及び歴史を学び,基礎的な知識を身につける。
3.児童福祉施設の現状と課題を理解し,これからの児童養護のあり方について自ら考えることができる。
授業の内容
第1回 社会的養護とは何かⅠ・・・社会的養護の理念と体系(目標1)
第2回 社会的養護の現状と課題(1)児童虐待の現状と地域福祉
(目標1、2,3)
第3回 社会的養護の現状と課題(2)児童家庭福祉と社会的養護~子育てをめぐる社会状況~(目標1)
第4回 社会的養護の歴史的変遷(1)古代から明治期まで(目標2)
第5回 社会的養護の歴史的変遷(2)明治期から現代まで(目標2)
第6回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(1)児童相談所の役割(目標2)
第7回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(2)養育環境に問題がある児童の施設養護①(乳児院)(目標3)
第8回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(3)養育環境に問題がある児童の施設養護②(児童養護施設 母子生活支援施設)(目標3)
第9回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(4)情緒・行動面に問題がある児童の施設養護(児童自立支援施設、情緒障害児短期治療施設)(目標3)
第10回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(5)障害のある児童の施設養護(福祉型障害児入所施設、医療型障害児入所施設)(目標3)
第11回 社会的養護のしくみと施設養護の実際(6)家庭養育を支援する施設(児童発達支援センター・児童家庭支援センター)(目標3)
第12回 家庭的養護と施設養護(目標3)
第13回 子どもの権利擁護と自立支援(目標1.2.3)
第14回 被措置児等虐待の防止と倫理の確立(目標1,2,3)
第15回 社会的養護とはⅡ・・・社会的養護のまとめ
(目標1,2,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1~3回 虐待等の子どもに係る社会的問題に日頃から関心を持ち,新聞・テレビ等の報道を調べておくこと。及ぶ自らの体験と合わせて理解しておくこと。
第4~15回 授業内容に関連した項目について,事前に教科書や関連図書を読んでおくこと。
復習 第1~15回 毎回の授業のプリントを見直し、理解しておくこと。さらに毎回の授業に関連する教科書の内容を読み、知識・理解を深めること。
展開 1 社会的養護に関する最新の新聞情報等や研究成果を調べ、知識・理解を深める。
2 社会的養護における将来の自分(保育士・教師等)の役割について考えていくこと。
成績評価
評価の基準 1 社会的養護を巡る状況及び子どもの権利擁護の理解度、定着度。
2社会的養護の歴史と制度について基礎的な知識を身につけていること。
3 児童福祉施設の特色と現状を理解し、社会的養護とは何か、その中での保育士の役割を的確に説明できること。
評価の方法 期末試験90% 授業中のレポート10%
教科書
書籍名 新保育ライブラリ 社会的養護(新版)
著者名 櫻井慶一編著
出版社 北大路書房
価格 1700円
ISBN・ISSN 978-4-7628-2840-9  C3337
推薦図書
書籍名 ぶどうの木
著者名 坂本洋子
出版社 幻冬社文庫
価格 583円+税
ISBN・ISSN 978-4-344-40443-4
参考URL 厚生労働省ホームペ-ジ http://www.mhlw.go.jp/
備考 その他の「推薦図書等」は授業中に紹介する。
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