植草学園 平成29年度シラバス

基礎物理学
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シラバス基本情報
授業科目名 基礎物理学
科目ナンバリング GNS102
開講年度 2017年度
科目区分 基礎科目
科目責任者 貫井 正納
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A0014101 前期 火1
A0014105 前期 火1
教室
講義室12,基礎医学実習室
卒業要件
発達教育学部:選択
保健医療学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次・2年次
免許・資格との関係
1年次2年次
小学校教諭: 選択選択
特別支援学校教諭: 選択選択
幼稚園教諭: 選択選択
保育士: 選択選択
理学療法士: 選択選択
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー
カリキュラムポリシー
授業のキーワード 運動, 力, エネルギー, 実験,  観察
学生の到達目標 (1)中学校理科の物理分野および高等学校で学習した物理学の基礎的な知識を確実に習得をする。
(2)現在の高度な科学技術時代に適応できる、幅広い知識と技能および柔軟な思考を育成する。
(3)科学の発達の歴史を振り返り,これからの科学,科学技術と社会生活のあり方を考える。
授業の内容
第1回 1.物理学とは。
(目標1,2,3)
第2回 2.計る(目標1,2,3)
第3回 3.波の性質と働き
  ①色々な波  ②波の要素
  波の独立性 波固有の性質(目標1,2,3)
第4回  (1) 波の働き ①波の性質  ②干渉と回折 
  ホイヘンスの定理を用いて波の基本的な性質を解析する。(目標1,2,3)
第5回   (2) 音波
  もっとも身近な存在である音について現象を解析する。(目標1,2,3)
第6回   (3) 光波の働き   光
  光の現象を可視光線および不可視光線について学習する。(目標1,2,3)
第7回 4.運動とエネルギー
  (1)運動 物体の運動と力の話
力とは何か、運動とは何かを日常の現象からその規則性を導き出す。(目標1,2,3)
第8回   (2)速度と速さ 速度、運動量。ベクトルについて運動の規則性を導き出すための諸要素を学習する。(目標1,2,3)
第9回   (3)モーメント
 力の平衡とモーメント自然界ではバランスがとれるように物体が動いている。その法則性について学習する。(目標1,2)
第10回 実験  加速度、力、質量の関係を調べる
簡単な装置をを使い、運動の測定実験を行う。(目標1,2,3)
第11回 5.電流と電圧
  電流の本質:電気とは、流れる電気と静電気
電気とは何か、流れる電気と流れない電気(目標1,2,3)
第12回   (1)電流回路
  電流の流れ方と抵抗  物体に電気が流れるとき、電流、抵抗、電圧の間に簡単な関係式が成り立つ。(目標1,2)
第13回   (2)磁石の不思議
磁石は現在色々な分野で利用されている。磁石の働きと、磁石の本質について振り返ってみる。(目標1,2,3)
第14回   (3)電流と磁石の秘密
電流と磁石は密接な関係を持っている。科学史を参照しその発展をみる。(目標1,2,3)
第15回 実験   電流と抵抗および電圧の関係を調べる。
簡単な器具を使いオームの法則および分圧、直列、、並列の回路における電流を測定する。(目標1,3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 第1回~第15回(共通)
中学校および高等学校の教科書を開き物理学に関する内容を今一度よく読んで、その内容を理解しておく。
物理学に関わる用語について新聞、テレビ、ネットなどから積極的に収集しておく。
物理学の発展に寄与した科学者の業績や科学史についてしらべてみる。
寺田寅彦の全集が図書館にある。必読の書である。
科学と技術および社会に与える影響について広く考えるようにする。
復習 第1回~第15回(共通)
授業内容について、日常生活での利用の実態を考える。
物理学は非常に論理的であり、その考え方は物事の解決に有効である。実際に試行してみる事を勧める。
物理学の表現は数式を使うことが多い。数式を使うことは暗記物ではない。必ず理屈がついている。ただ当てはめて計算するだけでなく、その理由をよく考えてするように。
展開 簡単な実験を行い、なぜそのような現象が見られるのかを説明および学生との討議を基に授業を展開する。
簡単な器具や自作の道具を使い実験を行い、証拠に基づいた判断をするように指導する。
簡単な観察や実験でも自然の仕組みを解明することが可能であることに気づき、実験の楽しさを実感する。
成績評価
評価の基準 1.授業で説明した自然科学の基礎的な内容を日常生活の中で発見できる。
2.物理学が自然科学のの中で基礎的な内容構成をしていることに興味を持っていたり、簡単な道具を作るその原理を説明できる。
3.観察、実験が自然を探究していく大きな役割を持っていることを実践で示すことができる。

その他に、観察、実験の安全指導を理解し適切な行動がとれる。
評価の方法 実験レポート,期末試験 70%,学習内容に対する関心の向上 30%。
教科書 教科書は用いない。必要な資料等を授業中に配布する。
自作のプリントを配布する。参考書はその都度紹介する。
学習指導要領解説 理科編 平成 20年発行
推薦図書
参考URL
備考 ・科学の発達の歴史を振り返り,これからの社会のあり方を考える。
・観察,実験は随時行う。実験用のノート,グラフ用紙、プリント用のファイルを用意する。
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