授業内容・授業計画
ポリシーとの関連 |
ディプロマポリシー |
1 徳育・教養 |
カリキュラムポリシー |
1 徳育・教養 |
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授業のキーワード |
人間の成長・発達,学校教育,家庭教育,地域・社会教育 |
学生の到達目標 |
本科目は、人間の成長・発達に必要不可欠なものとして教育をとらえた上で,学校教育のみに限定することなく、様々な視点から「教育」について学ぶことを目的としている。
1.「なぜ人間には教育が必要なのか」という教育の基本原理について理解する。
2.教育を社会事象としてとらえ、家庭・学校・地域社会の役割・機能に関する基礎知識を習得できるようになる。
3.日本の教育の現況と教育課題についての理解を深めるとともに,データや資料に基づいて,自らの考えをまとめることができるようになる。 |
授業の内容 |
第1回 |
導入講義:授業の目的・ねらい、授業の進め方、課題および時間外を含めた学修方法、評価方法、グループ・ワーク等についての説明をする。(目標1・2・3) |
第2回 |
少子高齢社会と教育:教育を考える上での基礎データを読む。(目標3) |
第3回 |
人間の成長・発達と教育:「ヒトは教育によって人になる」といわれるが,なぜ人間には教育が必要なのかを学ぶ。(目標1) |
第4回 |
教育の場としての「家庭」:(1)教育基本法第10条の理解とともに、家庭教育の意義とは何かを考える。(目標2) |
第5回 |
教育の場としての「家庭」:(2)子どもの社会化に果たす役割とは何か。(目標2) |
第6回 |
教育の場としての「学校」:(1)初等・中等教育の役割と機能は何か。(目標2) |
第7回 |
教育の場としての「学校」:(2)高等教育の役割と機能は何か(目標2) |
第8回 |
教育の場としての「地域・社会」:(1)なぜ地域の教育力は低下したか。(目標2) |
第9回 |
教育の場としての「地域・社会」:(2)学校教育との効果的な連携を学ぶ。(目標2) |
第10回 |
教育とジェンダー:隠れたカリキュラム,役割取得と社会化とは何か。(目標2) |
第11回 |
保育とジェンダー:保育分野にみるジェンダーバイアスとは何か。(目標2) |
第12回 |
教育政策の動向:法令の改正と学習指導要領の改訂の流れを学ぶ。(目標3) |
第13回 |
現代日本の教育課題:(1)教育の病理(体罰,不登校,いじめ,逸脱)G発表①(目標3) |
第14回 |
現代日本の教育課題:(2)多文化共生と教育 G発表②(目標3) |
第15回 |
現代日本の教育課題:(3)「確かな学力」の形成と国際調査の動向 G発表③(目標3) |
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予習・復習の内容 (毎回180分程度) |
予習 |
・事前に指定されたテキスト「コラム12」を読み、その内容と私見をまとめて提出できるように準備をする。併せて、現代の教育が直面している問題に常に関心を持ち、新聞報道などについても理解をしておきたい。(第2ー14回)
・事前配布の次回授業レジュメに目をとおして授業に臨む。(第2-14回)
・グループによるプレゼンテーションの準備を計画的に進める。(G発表第13・14・15回) |
復習 |
・第1回の授業にて配布されるR.S.に、毎回の授業の要旨をまとめて、授業時に紹介のあった文献等にあたってみる。
・発表に関する評価及び講評についてグループで共有する。(G発表第13・14・15回) |
展開 |
教育の諸課題をデータを用いながら整理し、グループで協働し発表することをとおして、全体の理解を深める。 |
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成績評価 |
評価の基準 |
目標1~3に示した教育に関わる基礎的内容が,正しく理解できていることを基準とする。
1.「なぜ人間には教育が必要なのか」という教育の基本原理について理解できたか。
2.教育を社会事象としてとらえ、家庭・学校・地域社会の役割・機能に関する基礎知識を習得できたか。
3.日本の教育の現況と教育課題についての理解を深めるとともに,データや資料に基づいて,自らの考えをまとめることができるようになったか。 |
評価の方法 |
授業への取り組み(グループ・ワークへの取組みと発言・発表)、提出物等(30%)+定期試験( 70%点)の成績等を総合して評価する。 |
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教科書 |
書籍名 |
『教育の基礎と展開-豊かな教育・保育を目指して-』 |
著者名 |
高野良子・武内清編著 |
出版社 |
学文社 |
価格 |
2000円+税(2016年4月刊行予定) |
ISBN・ISSN |
ISBN978-4-7620-2624-9 C3037 |
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推薦図書 |
書籍名 |
『教育学用語辞典』 2010年 |
著者名 |
岩内亮一他 |
出版社 |
学文社 |
価格 |
2625円 |
ISBN・ISSN |
ISBN:978-4762020759 |
書籍名 |
『少子社会の子育て力』 2013年 |
著者名 |
髙野良子編著 |
出版社 |
学文社 |
価格 |
1700円+税 |
ISBN・ISSN |
ISBN:978-4-7620-2376-7 |
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参考URL |
文部科学省HP http://www.mext.go.jp/ |
備考 |
・自覚的・主体的・能動的な受講が望まれる。
・講義形式で進めるが、アクティブ・ラーニングの視点からの授業運営に配慮し、双方向・参加型授業につとめる。
・オフィス・アワー:金曜日1・2限
・メール・アドレス:y-takano@uekusa.ac.jp
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