植草学園 平成29年度シラバス

教育学入門
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シラバス基本情報
授業科目名 教育学入門
科目ナンバリング GHS105
開講年度 2017年度
科目区分 基礎科目
科目責任者 高野 良子
授業形態 講義
開講時期 前期
登録コード
曜日・時限
A0005101 前期 火4
A0005105 前期 火4
教室
講義室10・11
卒業要件
発達教育学部:選択
保健医療学部:選択
単位数 2
配当年次・対象学生 1年次・2年次
免許・資格との関係
1年次2年次
小学校教諭: 選択選択
特別支援学校教諭: 選択選択
幼稚園教諭: 選択選択
保育士: 選択選択
理学療法士: 選択選択
授業内容・授業計画
ポリシーとの関連
ディプロマポリシー 1 徳育・教養
カリキュラムポリシー 1 徳育・教養
授業のキーワード 人間の成長・発達,学校教育,家庭教育,地域・社会教育
学生の到達目標 本科目は、人間の成長・発達に必要不可欠なものとして教育をとらえた上で,学校教育のみに限定することなく、様々な視点から「教育」について学ぶことを目的としている。
1.「なぜ人間には教育が必要なのか」という教育の基本原理について理解する。
2.教育を社会事象としてとらえ、家庭・学校・地域社会の役割・機能に関する基礎知識を習得できるようになる。
3.日本の教育の現況と教育課題についての理解を深めるとともに,データや資料に基づいて,自らの考えをまとめることができるようになる。
授業の内容
第1回 導入講義:授業の目的・ねらい、授業の進め方、課題および時間外を含めた学修方法、評価方法、グループ・ワーク等についての説明をする。(目標1・2・3)
第2回 少子高齢社会と教育:教育を考える上での基礎データを読む。(目標3)
第3回 人間の成長・発達と教育:「ヒトは教育によって人になる」といわれるが,なぜ人間には教育が必要なのかを学ぶ。(目標1)
第4回 教育の場としての「家庭」:(1)教育基本法第10条の理解とともに、家庭教育の意義とは何かを考える。(目標2)
第5回 教育の場としての「家庭」:(2)子どもの社会化に果たす役割とは何か。(目標2)
第6回 教育の場としての「学校」:(1)初等・中等教育の役割と機能は何か。(目標2)
第7回 教育の場としての「学校」:(2)高等教育の役割と機能は何か(目標2)
第8回 教育の場としての「地域・社会」:(1)なぜ地域の教育力は低下したか。(目標2)
第9回 教育の場としての「地域・社会」:(2)学校教育との効果的な連携を学ぶ。(目標2)
第10回 教育とジェンダー:隠れたカリキュラム,役割取得と社会化とは何か。(目標2)
第11回 保育とジェンダー:保育分野にみるジェンダーバイアスとは何か。(目標2)
第12回 教育政策の動向:法令の改正と学習指導要領の改訂の流れを学ぶ。(目標3)
第13回 現代日本の教育課題:(1)教育の病理(体罰,不登校,いじめ,逸脱)G発表①(目標3)
第14回 現代日本の教育課題:(2)多文化共生と教育 G発表②(目標3)
第15回 現代日本の教育課題:(3)「確かな学力」の形成と国際調査の動向 G発表③(目標3)
予習・復習の内容
(毎回180分程度)
予習 ・事前に指定されたテキスト「コラム12」を読み、その内容と私見をまとめて提出できるように準備をする。併せて、現代の教育が直面している問題に常に関心を持ち、新聞報道などについても理解をしておきたい。(第2ー14回)
・事前配布の次回授業レジュメに目をとおして授業に臨む。(第2-14回)
・グループによるプレゼンテーションの準備を計画的に進める。(G発表第13・14・15回)
復習 ・第1回の授業にて配布されるR.S.に、毎回の授業の要旨をまとめて、授業時に紹介のあった文献等にあたってみる。
・発表に関する評価及び講評についてグループで共有する。(G発表第13・14・15回)
展開 教育の諸課題をデータを用いながら整理し、グループで協働し発表することをとおして、全体の理解を深める。
成績評価
評価の基準 目標1~3に示した教育に関わる基礎的内容が,正しく理解できていることを基準とする。
1.「なぜ人間には教育が必要なのか」という教育の基本原理について理解できたか。
2.教育を社会事象としてとらえ、家庭・学校・地域社会の役割・機能に関する基礎知識を習得できたか。
3.日本の教育の現況と教育課題についての理解を深めるとともに,データや資料に基づいて,自らの考えをまとめることができるようになったか。
評価の方法 授業への取り組み(グループ・ワークへの取組みと発言・発表)、提出物等(30%)+定期試験( 70%点)の成績等を総合して評価する。
教科書
書籍名 『教育の基礎と展開-豊かな教育・保育を目指して-』
著者名 高野良子・武内清編著
出版社 学文社
価格 2000円+税(2016年4月刊行予定)
ISBN・ISSN ISBN978-4-7620-2624-9 C3037
推薦図書
書籍名 『教育学用語辞典』 2010年
著者名 岩内亮一他
出版社 学文社
価格 2625円
ISBN・ISSN ISBN:978-4762020759
書籍名 『少子社会の子育て力』 2013年
著者名 髙野良子編著
出版社 学文社
価格 1700円+税
ISBN・ISSN ISBN:978-4-7620-2376-7
参考URL 文部科学省HP http://www.mext.go.jp/
備考 ・自覚的・主体的・能動的な受講が望まれる。
・講義形式で進めるが、アクティブ・ラーニングの視点からの授業運営に配慮し、双方向・参加型授業につとめる。
・オフィス・アワー:金曜日1・2限
・メール・アドレス:y-takano@uekusa.ac.jp
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